メガバンク絶滅戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103370918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

国債暴落の罠に嵌り、破綻が迫る巨大銀行で、二人の男が売国奴たちの黒い陰謀に立ち向かう。元カリスマ投資家が描く圧巻の経済小説!

国債暴落――破綻寸前に陥る巨大銀行。売国奴たちの野望に、二人の男が立ちはだかる! 一夜にして巨大負債を抱え、機能不全に陥る巨大銀行。外資ファンドが買収に名乗りをあげ、エリート行員達が無力に泣き崩れる中で、辣腕ディーラーの桂と気くばり総務の二瓶のコンビが史上最大の買収合戦に挑む! 五千億円を動かし、国際経済の裏表を知り尽くした伝説の投資家による、全ビジネスマン必読のエンタメ経済小説!

内容説明

日本国債ついに暴落。運命の日は突如訪れた―。売国奴の陰謀が渦巻く中で、巨大銀行の存亡をかけた決戦の火蓋が切られる!敵は売国奴官僚+謎の外資ファンド。破綻寸前の巨大銀行に生き残る道はあるか?仕事とは何か?誰のために何と闘うのか?全サラリーマン必読の新世代経済小説!

著者等紹介

波多野聖[ハタノショウ]
1959年、大阪府生まれ。一橋大学法学部卒。農林中央金庫、野村投資顧問、クレディ・スイス投資顧問、日興アセットマネジメントなどで投資運用業務に携わる。本名の藤原敬之名義の著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

21
日本国債暴落、まさに今、すぐにでも起こり得るリアルさに驚き。加えて、荒唐無稽な展開が混じり合ってひき込まれます。政・官・銀行の関わり具合とはこういうものなのでしょう。随所にみられる今の銀行の姿、表に出ない内部の姿があけすけに語られます。要件を満たすことだけが仕事の絶対条件、ちょっと寂しい。そして内部における弱肉強食を生き残るすべ、それが敵を作らず自分を殺して、頑張りは表に出さず、こんな生き方できません。でもこれが真の強さの根源となるのでしょう。いわゆるグローバルスタンダートの名のもとの謀、いい展開でした。2015/04/13

幹事検定1級

19
日本の実在する銀行をモデルにフィクションに仕上げた金融モノ。こういう経済小説は大好きです、もともとリアルな世界が好きですので、架空に仕上げても筆者の経歴から考えれば一部の事実ともしかしたら起きてもおかしくないことが描かれ、教科書以上に勉強になりながら楽しませてもらえました。マネーゲームもやはりそのゲームを左右するのは政治、「まつりごと」を仕切ったり演じたりするのは「人」。自分の人生を刻む決断は信念でありたいし、あるべきですよね。エンタメだけではない、日本のある一部を感じた一冊です。(図書館本)2015/05/18

ももかさん

17
どんな感じの絶滅になるのかと期待してましたが、絶滅理由としてはあり得ない想定ですね。まあまあ色々な立場の人々が出て、絡みがあり、最後も演出ばっちりで、読みやすさはありました。2018/04/30

luther0801

14
登場人物があまりに深い縁が有ったりして、現実感は無いものの、あくまでも、エンタメ系の小説として読み終えました。官僚の世界は分からないものの、省益のみを考える姿勢は、なんとなく納得が言ってしまうし、帝都の名前にこだわる旧帝都マンも、さもありなん、という感じを受けた。中京銀行出身のヘイジがキーマンとして活躍する姿は、名古屋人としては、楽しく読めました。只管打坐(しかんだざ)覚えておこう。2015/10/05

てつJapan

13
【○】● 冒頭で巨額の負債をかかえるという大波を迎え、そこからジェットコースターのように物語が進みます。ちなみにその巨額の負債の理由はしょうもないメンツ論でした。 ● 池井戸さんの本のようなエンタメ的な面白さです。黒木さんのようなリアル指向ではありません。 ● とはいえ、大きな事件が起こる前の一瞬のディーリングルームの静寂、などところどころに垣間見えるディーリングの情景はリアルでした。 ● 登場人物間の縁があり得ないほどつながっています。これもエンタメ。2015/05/28

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