出版社内容情報
若冲、蕭白、又兵衛――日本美術史の片隅に忘れ去られた画家たちを再発見した「変わりモノ」先生。その愉快でトホホなハミ出し人生。
若冲・蕭白を見出した辻センセイの愉快でトホホなハミ出し人生。ギロリと眼を?く曾我蕭白の雲龍図、岩佐又兵衛の血みどろ絵巻、そして大ブームを巻き起こした伊藤若冲の白い象――。花鳥風月を優雅に愛でる日本美術史の片隅ですっかりキワモノ扱いされていた「奇特な」画家たちを発掘し、ニッポンの美に禍々しき愉楽を与えた立役者。その自由な精神を育んだ生涯を綴る、初めての自伝。
内容説明
ギロリと眼を剥く曾我簫白の雲龍図、岩佐又兵衛の血みどろ絵巻、そして大ブームを巻き起こした伊藤若冲の白い象―。花鳥風月を優雅に愛でる日本美術史の片隅で、すっかりキワモノ扱いされていた「奇特な」画家たちを発掘し、ニッポンの美に禍々しき愉楽を与えた立役者。その自由な精神を育んだ生涯を綴る、初めての自伝。
目次
名古屋の幼年時代
岐阜の少年時代
中学生時代
上京と受験
大学生時代
大学院時代
上野の森での10年
仙台での10年
仙台から再び東京に
本郷での10年
定年後の転々
著者等紹介
辻惟雄[ツジノブオ]
1932年愛知県生まれ。1961年東京大学大学院博士課程中退(美術史専攻)。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。東京大学・多摩美術大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長。岩佐又兵衛、伊藤若冲、曾我簫白などを「奇想の画家」としていち早く再評価し、「かざり」「あそび」「アニミズム」を日本美術の特質に挙げて、装飾工芸から幽霊画、漫画まで幅広く論じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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