線路はつながった―三陸鉄道復興の始発駅

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線路はつながった―三陸鉄道復興の始発駅

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103352716
  • NDC分類 686.212
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大震災で線路が破壊され、存亡の危機に立った三陸鉄道。震災五日後には一部再開し、丸三年で完全復旧するまでの激動の日々。

「あまちゃん」の愛した「北鉄」こと三鉄は、こうして蘇った! 東日本大震災で壊滅的な被害を被りながら、震災後五日目には一部で運転再開させた三鉄。瓦礫の中を走るローカル鉄道の姿は「復興の象徴」となり、NHK朝ドラの舞台として全国的にブレークした。多大な復旧費用に会社存亡の危機に晒されつつも、地元の熱い思いに支えられ、完全復旧するまでの激動の日々を綴った感動の手記。

内容説明

『あまちゃん』の愛した「北鉄」こと三鉄は、こうして蘇った!大震災から3年、三鉄社員が綴った激動の日々。

目次

第1章 地震発生(「列車は今、どこにいる?」;「停まれー、停まれー!」 ほか)
第2章 支援と自助努力(運転再開は「復興の象徴」;「被災地最前線」ツアーを企画 ほか)
第3章 三陸鉄道マイヒストリー(仕事人生はそのまま三鉄の歴史;最も乗客の多かった時代 ほか)
第4章 完全復旧へ(部分開通した南リアス線;大船渡線と気仙沼線にBRT ほか)

著者等紹介

冨手淳[トミテアツシ]
昭和36(1961)年生まれ。岩手県盛岡市出身。大学卒業後、三陸鉄道開業前年の昭和58年7月入社。総務から車掌・運転・指令などの現場を経て、現在旅客サービス部長。運転管理、鉄道営業(規則、乗車券企画、時刻表作成など。以前は全国各地の旅行会社への営業)やイベント企画を手がけながら、取材窓口も担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

22
鉄道マンが書かれたとは思えない程読みやすく、復興の流れが手に取るように分かります。印象に残ったのは、とにかく運行させる!という強い意志で、いち早く線路、駅舎の復旧に取り組んだ事でした。トップが迷わずに決断し、実行した事が成功に導いたようです。また、それに不平不満で答えることなく、果敢に挑戦していった三鉄社員と、支援した企業、外国の援助等々、色んな形で助けとなった事が、よく分かりました。三鉄が走っているのは、どの辺りかと地図を見たくて三鉄のホームページを開きました。面白いページで、お気に入りにいれました。2014/06/21

びすけっと

8
2014年2月刊。東日本大震災で大きな被害を被った三陸鉄道のお話です。筆者は三鉄の生え抜き社員さん。一日も早くわずかの区間でも走ることができるところから列車を動かすという英断が地域の足としての心意気を物語っています。燃料や車両ほかさまざまな大移動もすばらしく素早い。震災前から観光客やファンに足を運んでもらう施策を次々と打ち出していることも著されていています。三陸地域の鉄道の歴史、地域の状況も載っており、バスではなく鉄道を存続させる意思を強く感じることができた一冊です。書庫の本、奥付に著者のサインが!2015/05/16

fukui42

5
鉄道は、いつもそこにあって動いている物ー。それが大震災で被災した際に「いつ動くんだ?」の住民の声に答えるべく、奮闘する姿には心打たれる物が。あまちゃんをみていた方は余計思いが強いかも。2014/07/12

重石稔

4
この本を読む前に既にコミックさんてつを読んでいました。それでもコミック三鉄には書かれていない(書ききれていない)部分やその後のことなど多くのことを学ぶことが出来ました。僕は当事者ではないですが同じ時代に僕よりはるかに大きな逆境に立ち向かい支援する方々の存在は胸を熱くします。興味のある方は是非一読をと思います。2014/03/05

よし

2
先週末、全面再開した三陸鉄道の復興記。同社旅客サービス部長自ら執筆したものであるだけに震災以降の歩みが分かりやすくまとめられています。びっくりするようなエピソードはありませんが、地域の足を提供するという強い信念や真面目に再開準備に取り組む様子が世界中からの支援につながったのかなと思いました。2014/04/15

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