内容説明
東京のテレビ局で、旅行ライターが殺された。容疑者は、阿蘇の山麓で第二の人生を過ごす自動車会社の元部長。十津川と亀井は、阿蘇の雄大なカルデラを走るトロッコ列車に乗り、容疑者宅を目指す。もぬけの空の家に放置されていた1台のパソコン。その画面に現れたのは、過去の殺人事件を示唆する小説とも告白ともつかない文章だった。過去と現在、もつれあう事件に、十津川警部の推理が冴える!十津川警部シリーズ最新作。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京に生れる。’63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、’81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を、2005年に日本ミステリー文学大賞を受賞し、’06年には著作が400冊を突破した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
23
一つの事件をきっかけにずるずると過去の事件が明るみに出てくる。もう最後は大忙しで過去の事件や犯人、犯人の思いが暴かれていくけど、もう少し早めになぞ解きを始めてくれたらいいのにといつも思ってしまう。こんなつながりがあるようなないような事件を解決できるのは十津川&亀井コンビしかいない。当然なんだけど。私にはまどろっこしすぎた作品。2024/07/23
クルミ
1
十津川警部と亀井刑事のシリーズ。誰かの為に出世出来ない。表部舞台で活躍できない。そういう不満を持ってる人の誰かを勝手に殺し、不満を持ってる人が活躍出来る状態を作ってから、脅して大金を受け取る。怖い犯罪です。2016/04/02
にしき
1
ゆするネタがなければ作ればいいじゃない!2013/08/20