出版社内容情報
謎の姫神「櫛名田姫」と「丹生都姫」を追って見えてくる歪んだ血統。大国主命や須佐之男命、天照大神の正体を解き明かす驚愕の一冊!
天照大御神は国つ神だった! 謎めいた姫神から解き明かす驚愕の古代史。須佐之男命の妻ながら、わずかな記述しかない櫛名田姫。天照大御神の妹神なのに、なぜか『記紀』に記されていない丹生都姫。不可解な事情に秘められた歪んだ血統、不都合な歴史。大国主命や須佐之男命とは何者か。「八岐大蛇退治」「天岩戸神話」の真相とは。点と線を結び浮上する“父王殺し”“弟殺し”の事件と隠された深部。
内容説明
須佐之男命の妻ながら、わずかな記述しかない櫛名田姫(くしなだひめ)。天照大御神の妹神とされる丹生都姫(にうつひめ)は、なぜか、『記紀』にその名が記されていない。不可解な事実に着目した著者は、二人の姫神の来歴を辿り始める。博多から始まる探究の旅は、奥出雲に飛び、吉野、高千穂…。取材十年。圧倒的な説得力で解き明かされる古代王権の真実、逆転する「天つ神」と「国つ神」、須佐之男命の正体。「天孫降臨神話」の真相とは?略奪された姫神とは?そして卑弥呼とは。独自の仮説で日本古代史を根本から塗り替える劇的な一冊。
目次
櫛名田姫
丹生都姫
著者等紹介
高山貴久子[コウヤマキクコ]
作家。1962(昭和37)年、熊本県に生まれる。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。出版社勤務の後、2001年に、絵本『ワハムとメセト~ふたごの国の物語』を、2002年に絵本『ばらの谷』、詩集『時の祀り』を、かんげき屋より上梓する。2013年3月急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
ゆまたろ
aloha0307
筋書屋虫六
Junko Yamamoto