出版社内容情報
新章、開幕。
アレクシアとディアナ、二人の出生の秘密が明らかに。そして物語は「ガーランド女王」の婚姻を巡る新たな局面を迎えることに――。
アレクシアが帰還し王冠を戴いてひと月。早くも王侯貴族は女王との婚姻をもくろみ動き始めていた。なかでも婚約を撤回されたローレンシアの王太子レアンドロスと隣国ラングランドの王太子ヴァシリスは、祝賀を名目にガーランド宮廷へ乗り込んできてしまう。しかしアレクシアと心通わすのは近衛隊長となったガイウスただ一人。求婚者たちの思惑に翻弄される中、情報収集の旅に出たディアナは不穏な噂を耳にする…。
内容説明
アレクシアが帰還し王冠を戴いてひと月。早くも王侯貴族は女王との婚姻をもくろみ動き始めていた。なかでも婚約を撤回されたローレンシアの王太子レアンドロスと隣国ラングランドの王太子ヴァシリスは、祝賀を名目にガーランド宮廷へ乗り込んできてしまう。しかしアレクシアと心通わすのは近衛隊長となつたガイウスただ一人。求婚者たちの思惑に翻弄される中、情報収集の旅に出たディアナは不穏な噂を耳にする…。
著者等紹介
久賀理世[クガリセ]
東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。集英社ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
アレクシアが帰還し王冠を戴いてひと月。早くも王侯貴族は女王との婚姻をもくろみ動き始め、求婚者たちの思惑に翻弄される中、情報収集の旅に出たディアナは不穏な噂を耳にする新章第一弾。彼女に婚約を撤回されたローレンシアの王太子レアンドロスや隣国ラングランドの後継者争いで劣勢の王太子ヴァシリスも祝賀を名目にガーランド宮廷へ乗り込んできて、アレクシアも対応に苦慮する展開で、葛藤を隠せないガイウスが覚悟を決めて男を見せる展開は盛り上がりましたけど、まだまだ彼女たちの状況は前途多難で最後どうなったのか続巻が気になります。2023/01/10
うめきち
16
王女の遺言が大好きであれで終わりかと思ったら続きがありました。でも前途多難な2人。ディアナ達がどうからんでくるか下巻も楽しみ。2025/02/23
はなちゃん
7
『王女の遺言』続編。大団円に終わった前作ですが、護衛官と女王の恋路は大変だろうとなと思っていましたが、やっぱり・・・。気軽な二人の会話の中に潜んでくる甘さにトキメキながらも、鬱々としたガイウスの心の内お察しします。ディアナの方もどっちに心が動くか気になるところです。さあ、続き続き!2024/03/05
アヤ
4
待望の続編。ちまちまと読んでいたが、劇的な展開はあっという間に物語を進めてしまう。女王と従者の恋愛はどう決着するのかも気になるが、女王として国をどうしていくのか、他国とどう付き合うのかも興味あるところ。下巻の決着を楽しみに読み進めるしかない。2023/06/03
punto
3
やはりアレクシアはエリザベスI世の役どころだと思うので、地図的に、フランスとスコットランドの王子が迫ってくるように見える。ランドールはロンドンで、フォートマスはポーツマスよね。「戦わなくても手に入るかも」という独身女王であるがゆえのイギリスの繁栄があったと思うのでアレクシアも頑張れと思って読みました。ガイウスは相手役だから絶対助かる...と言ってください。イギリスの歴史考えると次の王はセラフィーナの子供かな。2024/12/07