人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃―人口問題民間臨調 調査・報告書

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人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃―人口問題民間臨調 調査・報告書

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784103337324
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

消滅するのは地方だけではない。首都圏も確実に蝕まれていく。史上最大の危機に立ち向かい、日本を存続させるため何をすべきなのか?

民間事故調で福島原発事故を追及したシンクタンクが、今度は人口問題に切り込む! 消滅するのは地方だけではない。人口減少は首都圏をも確実に蝕み、都心への通勤圏ですら生気を奪われた街が目立ち始めている。史上最大の危機に立ち向かい、百年後も活力ある日本を存続させるために、いま何をすべきなのか? 人口政策、国土開発、財政再建、移民問題、民活の導入などさまざまな観点から検証する。

内容説明

財界、官界、アカデミズムを代表する賢人が結集。人口問題をソフトランディングさせ、100年後も活力ある日本を維持するためにいま何をすべきかを大胆提言!

目次

第1章 首都圏ショック
第2章 地方の生活インフラの崩壊
第3章 人口動態とマクロ経済・財政
第4章 人口政策
第5章 国土(地方・行政)政策
第6章 人口問題とシルバー民主主義
第7章 人口増加策と財政
第8章 人口・国土の最適再配置・エリアマネジメント・危機管理
第9章 地域の人口減少にビジネスで対抗する
政策提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

91
日本の人口が急減少している。このままだと今世紀末には5000万人まで減るという。これは100年前の明治時代とほぼ同じ人口なのだが、その時代のように若者が多く活力のある国家ではない。超高齢化が進んだ5000万人国家だ。◆人口減少が進んだときの諸問題について具体的に分かりやすく説明されている。国家の発展はおろか存亡にも関わる自体なのである。◆地方だけの問題ではない。これまで人口問題については後手の政策で悪化の一途をたどってきた。即効性のある政策はない。時間はない。スピード感をもって施策を充実させる必要がある。2019/09/05

おさむ

42
人口問題ほど先を見通しやすい政策課題はない。にもかかわらず、政治はすぐに成果が出ないから、役所は縦割りで意思統一できず、われわれ国民も深刻な問題とは考えずに、ただただ先送りしてきた。価値観の分かれる難問を敬遠してきたのも事実。そのツケが今、顕在化している。この問題にかねて警鐘を鳴らしてきた団体がまとめており、多角的視点からこの問題を分析するとともに、解決策も具体的に提示しています。2014年に国は50年後に1億人維持という人口目標をたてましたが、先日発表された推計では達成は無理そうです。2017/04/17

Willie the Wildcat

37
政治・経済なども踏まえた各種分析に基づく巻末の提言。論理的な分だけ、現実に直面しているリスクを改めて考えさせられる。人口増減そのものがポイントではなく、増減が齎す人としての幸福度の変化。特に根幹となる”インフラ”。コンパクトシティは、「街作り」と解釈。返す返すも痛いのは政府の無策。人口政策以上に、国土政策が問題。先日、日経ビジネスでも同様の分析結果。目先の選挙ではなく、国家そして国民の将来を見据えた胆の据わった政治家の登場を願う!政策起業家・・・、人材はいるはずなのに活かし切れてないだけだろうなぁ。2015/12/07

Kentaro

30
地方のまちづくりで地方自治体の担う役割は大きいが、現状では地方自治体のもつ財政力は弱い。国の地方交付税の算定方法を変え、合併ではなく広域連携のインセンティブを増やすとよい。広域連携とは、各自治体が現在の境界を変えないまま、都市サービスを共同化することである。優秀な人材を惹きつけ、地域経済の活性化につなげている事例も各地で生まれているし、自社の生産管理の手法を石川県の農業に活かそうとしているコマツの取り組みもある。政・官・学が連携し、社会的意義があり、成長するビジネスを創造することが、究極の人口減少対策だ。2019/05/22

壱萬参仟縁

29
人口減少は、日本史上最大の挑戦―人口政策を構築し、それに対する国民的合意を「第二の憲法」とする(9頁)と高らかに宣言されている。団塊Jr.が出産期の1995-2015年は重要だった(11頁)にもかかわらず、私はOD人生で下流中年(SB新書にあり)を強制されている。どれだけがんばってももう遅すぎだ。地方が強くなるには、地方に強い都市と強い企業と強い研究機関と強い社会をつくるほかないという(29頁)。果たして、こんなに強いものを呼べるのか? もうムリだと思う。2016/06/08

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