涙と花札―韓流と日流のあいだで

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涙と花札―韓流と日流のあいだで

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103332817
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なぜ韓国人は号泣の後に、葬儀場で花札をするのか? 気鋭の女性学者が、日韓社会の相違と相似を自らの体験をもとに論じた注目の書。

韓国人が分かる、日本人が見えてくる――新世代の韓国人法学者による注目の書! なぜ韓国人は葬儀場で号泣した後、賑やかに日本由来の花札に興じるのか? なぜ受験競争が世界一と言われるほど過熱するのか? 韓国人にとって北朝鮮とは何か? 五輪に沸くソウルで育ち、日本に憧れて明大と早大で学究生活を送った気鋭の女性法学者が、自らの体験をもとにユニークな視点で日韓の相違と相似を描いた好著!

内容説明

なぜ韓国人は、葬儀で遺族が号泣している横で、日本由来の花札に興じるのか?韓国新世代の女性法学者が、自らの人生をもとに独自の視点で描いた書下ろし「日韓文化論」。

目次

第1章 遠い日の記憶
第2章 夢と受験のはざまで
第3章 憧れの留学生活
第4章 大学での忘れえぬ人々
第5章 望郷
第6章 道を切り拓く
第7章 北朝鮮という運命
第8章 アメリカを生きる韓国人
第9章 終の帰還

著者等紹介

金惠京[キムヘギョン]
1975年、韓国ソウル生まれ。現在、明治大学法学部助教。2010年、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了。博士(学術)取得。1996年、明治大学法学部入学。2000年に同大学卒業後、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科に在籍し、2002年修士号(国際関係学)取得。その後、渡米し、ローファームMorrison & Foerster本部勤務、ジョージ・ワシントン大学総合科学部専任講師、ハワイ大学韓国研究センター客員教授などを経て現職。専攻は国際法学。国際法による被害者補償、テロリズム、国際取引などの各種問題に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

18
韓国エリートの生活の一例とバイタリティーの強さがよく伝わります。ところどころに現れる自己顕示欲の塊はご愛嬌でしょうか?2024/04/03

nizimasu

4
生粋の韓国人の女性が日本に憧れ留学。さらには、アメリカで生活する中での9.11と実にインターナショナルな活躍をする女性のまだまだ短い半世紀。昨今、日本と韓国の国レベルでのいろいろな諍いもありますが、それはさておきK-POPなどの登場で日本との文化交流は過去にないレベルまでにきている。そして摩擦が多い中でのその葛藤を率直に描いていて興味深い。北に対する思いや日本への憧憬と複雑な世代間の日本観の違いも明確に分析していて、バイアスのかかった嫌韓や反日でないスタンスが心地よい佳作でした2013/03/21

たま

3
日本、韓国、アメリカと暮らしても、アイデンティティはなかなか。2022/02/25

Hiroki Nishizumi

2
朝鮮という単語のイメージ、明治大学の存在感、そして花札。新しい知識が付いた。内容としては頑張り屋さんの半生…2014/04/22

おかむら

2
日韓比較文化論かと思ったら、日本好きな韓国女子のエネルギッシュな半生記だった。勉強が好きすぎて面白い。地下鉄サリンや9・11にもニアミスしててかなりドラマチック!2013/06/19

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