出版社内容情報
東京・青山での大喪儀の後、帝の柩は霊柩列車で京都へと運ばれ、伏見桃山陵に埋葬された。その全過程が撮られた百年前の貴重な記録。
「明治大帝」の崩御からちょうど100年。斂葬の貴重な記録が今、よみがえる。一九一二年(明治四十五年)七月三十日、明治天皇崩御。同年(大正元年)九月十三日、東京・青山の帝国陸軍練兵場で葬場殿の儀が行われた。東京を後にした帝の尊骸は「霊柩列車」で京都へ。八瀬童子の奉舁する葱華輦によって伏見桃山の祭場殿へと向かい、御陵に斂葬された──。その全過程が撮られた百年前のビジュアル・ドキュメント。
内容説明
一九一二年(明治四十五年)七月三十日、明治天皇崩御。同年(大正元年)九月十三日、東京・青山の帝国陸軍練兵場で葬場殿の儀が執り行われた。そして、東京を後にした帝の柩は、「霊柩列車」で京都へ。輿丁「八瀬童子」の担う葱華輦によって伏見桃山の祭場殿へと向かい、御陵に奉斂された―。その全過程が撮られた貴重な記録写真が、一世紀の時を経て、いま、よみがえる。
著者等紹介
橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年大阪市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程建築学専攻修了。大阪大学大学院工学研究科博士課程環境工学専攻修了。京都精華大学人文学部助教授、大阪市立大学都市研究プラザ教授、同大学院文学研究科教授等を歴任。1996年『大阪モダン』で橋本峰雄賞。1997年日本ディスプレイデザイン研究賞大賞。2005年エネルギーフォーラム賞優秀賞。2009年大阪活力グランプリ特別賞。現在、大阪府立大学21世紀科学研究機構教授、同観光産業戦略研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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