焦土からの再生―戦災復興はいかに成し得たか

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焦土からの再生―戦災復興はいかに成し得たか

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103322719
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

空襲により33万人もの死者を出したあの戦争。灰燼の中に佇んだ日本人は、「国のかたち」をどう作り直したのか。詳細に検証する。

未曾有の破壊を目の前に、先人たちは何を考え、どう行動したか――。二百以上の都市が潰滅し、九百八十万人の被災者、三十三万人の死者を出した、米軍による本土空襲。昭和二十年、瓦礫の平野に佇んだ日本人は、そこから「国のかたち」をどのように作り直したのか――。残された貴重な文献を繙き、東京、仙台、名古屋、広島、大阪などの具体例を検証。今、先人の知恵と教訓を学び取る。

内容説明

二百以上の都市が潰滅し、九百八十万人の被災者、三十三万人の死者を出した本土空襲。瓦礫の平野に佇んだ日本人は、そこから「国のかたち」をどのように作り直したのか―。残された貴重な文献を繙き、東京、仙台、名古屋、広島などの具体例から検証する。

目次

第1章 官僚たちの百年計画―戦災復興院
第2章 ケヤキ並木は育った―仙台市
第3章 百メートル道路の偉業―名古屋市
第4章 軍都から平和都市へ―広島市
第5章 首都計画のロマンと挫折―東京都
第6章 「安易な妥協は悔ある傷跡を残す」―復興余聞

著者等紹介

井上亮[イノウエマコト]
1961年大阪生まれ。86年、関西学院大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入社。東京、大阪の社会部で警視庁、大阪府警、宮内庁、法務省などを担当。長岡支局長を経て社会部編集委員。元宮内庁長官の「富田メモ」報道で2006年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ななっち

1
戦後復興の都市計画については、本書にもあるとおり、あまり語られることがなく、一般書として参考になりました。東京の都市計画が非常に紆余曲折があったことは知られていますが、名古屋や広島、仙台の事例など、それぞれの成功した部分、課題も整理されていて勉強になりました。2014/02/02

onepei

1
復興という事業は、評価されるのが未来の「いつか」だからむずかしいと思う。 本としての感想は、なんだか味気ない本だった。2012/06/19

オブ犬

0
太平洋戦争の空襲による戦災からどのように復興を成し遂げたかを都市ごとに追う一冊。中心となった人物の思いなどの証言を交えて描写されていて、読み物としての面白さもあります。この戦災を災い転じて福となすと捉え、今後の車社会を見越して100メートルもの広い道路を通すなど大胆な計画を立てるも、予算などの理由で現実的な形に終わってしまったのは、残念なのか結果的にそれで良かったのか。各種公共ギャンブルが復興予算捻出の裏技だったというのは驚きだった。2014/04/05

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