闇の伴走者―醍醐真司の猟奇事件ファイル

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103321712
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

35年前の連続女性失踪事件と発見された漫画原稿の奇妙な一致から全ては始まった――伝説の漫画原作者による前代未聞のミステリー!

内容説明

漫画界の巨匠が遺した未発表原稿。発見された50枚の原稿には、若い女性を誘拐・監禁し、苦悶する姿をデッサンして殺害する“漫画家”なる人物が描かれ、さらには、作中の被害者の顔は、35年前の連続女性失踪事件で消えた女性に酷似していた。果たしてこれは巨匠本人が描いたものなのか?別人だとすれば誰が、何のために?作者は現実に女性を次々に誘拐し殺した犯人なのか―原稿に遺された痕跡が新たな猟奇事件を招き、驚くべき犯人像が浮かび上がるが…。二転三転から、ありえない結末へ。伝説的名作『MASTERキートン』原作者の一人。漫画界のカリスマだからこそ書けた驚愕のミステリー長編。

著者等紹介

長崎尚志[ナガサキタカシ]
漫画原作者、漫画編集者。出版社勤務時代から様々な漫画作品の編集を担当し、週刊漫画雑誌の編集長も経験。後に退社しフリーとなる。『MASTERキートン』『PLUTO』『BILLY BAT』(浦沢直樹氏と共同制作)等、爆発的ヒット作品を生み出し続けている。2010年2篇の中編小説を収めた『アルタンタハー東方見聞録奇譚』(講談社)を刊行。『闇の伴走者―醍醐真司の猟奇事件ファイル』が、初めての長編小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

134
長崎さんの小説ですが、文庫で読んだのを忘れてしまいハードカバーで再読してしまいました。前回読んだときは主人公の性格や漫画のうんちくなどを楽しみましたが、今回はどちらかというと全体の構成などを参考にして読みました。「MONSTER」を思い出していました。2017/05/04

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

79
★★☆期待しすぎてしまった…。著者の別名義リチャードウー原作の漫画「ディアスポリス」「クロコーチ」の方が、哲学的だし愛情があるように感じました。著名漫画家が残したプロダクションに存在した、著作不明の画稿をめぐるミステリー。余計な薀蓄と漫画編集の裏事情が邪魔にしか思えないのが残念。キャラクターはそれぞれ立ち過ぎてるくらいに立ってるので、尚さら残念に感じます。2016/10/05

おかむー

63
WОWОWドラマで興味を持ったけれど肝心な最終回だけ見逃したので原作で補足。『もうすこしです』。巨匠漫画家の遺稿のなかから見つかった未発表の原稿。調査員の水野と元編集者の醍醐は、過去の連続殺人を描いたようなその作品の謎を追う。奇しくも作中で指摘している構成力の問題だろうか、次第に謎の解けてゆく展開の割には起伏が感づらい。登場人物も水野がしきりに“嫌な男”と繰り返す醍醐が、単に薀蓄で話が脱線しやすい程度の個性にしか見えず、むしろ醍醐を見下しているような水野のほうが印象が悪いし、水野本人の個性が見えてこない。2015/06/11

そのぼん

56
一応推理ものに振り分けられる作品なのだと思いますが、それよりも漫画の製作の過程の描写が面白かったです。2013/03/30

よむよむ

43
あまり表に出ることのない漫画編集者という職業にスポットを当て、強烈な個性を持ったペアが巨匠の残した原稿の謎を追いかけていくミステリー。漫画業界の裏側のことは興味深いのだけど、凝りに凝ったストーリーとキャラがなんだか上手く起動していなかったような… え?ドラマ化?へぇ~^^;2015/03/05

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