巴里ひとりある記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103316114
  • NDC分類 293.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和26年、27歳、単身渡仏。「女優高峰秀子」を脱ぎ捨て、パリの半年間に求めたものとは? 瑞々しい感性に溢れた幻の処女作が今甦る。自筆画も多数収録。

内容説明

1951年、27歳、突然の渡仏。「女優・高峰秀子」を脱ぎ捨て、パリで独り暮らした半年間に見つめたものとは?生きる感動に溢れた幻の処女作、待望の新装版。

目次

出発
ブラッセルまで
パリについた日
マドモワゼル・ソレイユ
パリのチャーチル会
パリ祭
アッシィの教会
セーヌ河のシャンソン
パリの素顔
蚤と裸と名画
マロン・ショウとすみれの季節
アメリカかけある記
徳川夢声さんとの対談
あとがき 人生を分けた6か月―亡き母・高峰秀子に捧ぐ(斉藤明美)

著者等紹介

高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924(大正13)年、北海道・函館生まれ。5歳のとき映画「母」で子役デビュー。以後、「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など300本を超える作品に出演。キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞ほか、受賞数は日本映画界最多。55歳で引退。名随筆家としても知られ、『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など多数。2010年12月28日死去。享年86(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バーベナ

7
以前、『わたしの渡世日記』を読んでいたので、なんだかホッとした。リラックスして、キャッピッとした文体で、とても可愛らしい。孤独をしっかりと楽しみましたよ、そんな感じが伝わってきて、あぁ良かった。と、本に向かってつぶやいてしまった。2015/11/04

kiho

7
日本を飛び出して向かったパリ☆新鮮な空気と日々の中で、1人の女性として彼女が感じる1つ1つが生き生きと伝わってくる♪少々おてんばな物言いも飾らない人柄を伝えてくれるようで、大女優の素顔を垣間見た感じ。とても素敵でキュートな滞在記!2013/10/15

niki

4
高峰秀子はもういいかな、と思ったけれど、27歳で行ったパリの日々を最後に読んで見ようと選ぶ。 楽しく明るい日々しか書いてないですね。パリの彼女の写真は丸顔でとても幼く見える。『わたしの渡世日記』ではパリの日々はつらくさみしかったと書いてあった。この本のあとがきにも「淋しいこともあったのです」と書いている。 もういろいろうんざりで「高峰秀子」じゃなくていい場所に行きたかったのだろうな。それだけ苦しかったのだろうな。そして帰国してまた沢山の映画に出演して。覚悟決めたのだろうな。かっこいいな。2024/04/10

hitsuji023

4
非常に読みやすい。余計な文学的表現を使わず、素直に書かれているからだ。ただ、旅行での苦労話などはあえて書いていないとのことなので、この旅行から何十年後に書かれた「わたしの渡世日記」を読みたいと思う。きっと著者の他の本を読んでいくうちに、この本(巴里ひとりある記)の魅力がさらにあがるのでないかと思う。2014/07/26

北の風来坊

4
虚構の私から逃げたい心情が分かります、斉藤さんの解説もピカイチ。2012/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4497382
  • ご注意事項

最近チェックした商品