内容説明
南米コロンビア、世界一危険な都市ボゴタにて―。波乱万丈の「ハードボイルド冒険活劇」を実際に生きてしまった凄い日本人がいる。盗難、襲撃、誘拐…次々と襲うピンチを勇気と知力で切り抜ける。荒くれ者が集うエメラルドの原石取引現場から、最大のエメラルド輸出商にまで成り上がった男。彼の名は早田英志―。血湧き肉躍る驚愕の一代記。
目次
序章 緑の魔境
第1章 黎明
第2章 冒険
第3章 暴力
第4章 紛争
第5章 動乱
終章 緑石神
著者等紹介
早田英志[ハヤタエイシ]
1940年埼玉県熊谷市生まれ。東京教育大学(現在の筑波大学)農村経済学科卒業後、航空会社に勤務するが、退社して日本を出る。コスタリカからコロンビアへと渡り、エメラルド原石業をスタート。その後、エメラルド輸出業で事業を拡大させ、コロンビア最大のエメラルド輸出商となった。映画『エメラルド・カウボーイ』では、製作・監督・主演を務めた
釣崎清隆[ツリサキキヨタカ]
1966年富山県高岡市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。AV監督を経て写真家としての活動を開始。死体を被写体としてタイ、コロンビア、ロシア、メキシコ、パレスチナなどで取材を行なってきた。映像作家、文筆家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SU
2
こんな日本人がいたなんて驚きです2018/11/07
稚魚
0
コロンビア国内ボクシングランキング2位のボクサーとの息詰まる展開。ドキドキものです。これが事実なんだからなぁ。。命の危険にさらされながらもあくまでも誠実さを守ろうとする姿勢が、ぎりぎりの場面でこのボクサーからの信頼を獲得することにもつながりました。
キミ兄
0
まあこんな人もいたんだというところでしょうか。自伝にしては自己陶酔しすぎ。☆☆2011/08/01
シミバチョフ
0
世界一危険な国、コロンビアでエメラルドの取引に関わる、腕っぷしが強く頭のキレる男たちはコロンビアのアウトローたちの憧れであり、 最も尊敬されている存在。 度胸と智慧の無い者は一瞬で消え去るその世界で、"エメラルド王"と呼ばれるまでにのしあがった日本人、早田英志。 共著者である釣崎清隆(死体写真家)は取材を通じて何度もコロンビアに滞在しており、 数え切れないほどの犯罪現場や危険地帯を取材している。 綿密な時代考証とコロンビア人気質を肌で知る釣崎清隆の文章がリアリティーを裏付けている、正統ハードボイルド小説。2011/09/24
katta
0
コロンビアから算出されるエメラルドに群がる有象無象のやから。その中から頭一つ飛び出した日本人エメラルド王の生涯を死体写真家が詳述した一冊。もう少し簡潔に書かれていたら、わかりやすかっただろうに。2011/07/11