出版社内容情報
骨はこんなにも美しい! 生命の神秘の造形である動物の骨、そのひとつひとつの“かたち”に著者は徹底的にこだわりました。衝撃の写真集、完成です!話題を呼んだ前作『BONES』を超える衝撃の写真集が完成しました。
芸術学者・布施英利さんの解説付き。
内容説明
骨はこんなに美しい!衝撃の写真集、誕生。布施英利さん解説文掲載。
著者等紹介
湯沢英治[ユザワエイジ]
1966年横浜市生まれ。独学で撮影技術を学ぶ。表現の一環として2006年より動物の骨格標本の撮影を始め、2008年には初の写真集となる『BONES 動物の骨格と機能美』(早川書房刊)を出版。これがアートと生物学双方の観点から話題となって多くの新聞・雑誌で高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンショウ
23
思わず手に取り拝読。バロック…原義は2つと無いものとか…。顎骨には、タナトスを…脊椎、頸椎にはエロスを感じる。骨は死の象徴…生きた証。2013/05/22
skellig@topsy-turvy
21
タナトスとエロスが黒を背景に、骨からじわりと発光する。じゃりじゃり、さらさら、つるつる、手触りの違う骨たちは「部分」であっても一生命体のよう。命の殻というオブジェ。手で持ってみたい、叶うなら口に入れてみたい、幼い頃ものを漠然と分かろうと思ってしたように。きっと生命の母の涙の味がするでしょう。2014/01/19
takao
3
ふむ2022/11/28
knot
3
漆黒の闇に浮かび上がる骨のアート。紹介されているのはほとんどがパーツだ。頭骨、頸椎、骨盤、尾椎など生き物の部位が静かに白くそこにある。ぶっちゃけ素人目には、パーツだけ見せられても、なんじゃこりゃという感じなのだけど、ジッと細部まで見つめていると、そこにあったはずの生命に触れたような気がしてくる。歪な曲線を描きながら組み合わさり、収まるべきところへ収まっている骨たち。卵もしくは母胎に宿った小さな生命が少しずつ時を経て形を形成し、この美しい形状になったのかと思うと神々しさを感じる。生物とは死してもなお美しい。2016/10/01
ふう
3
友人はこれを見て「エロティックだ」と言ったが実はピンとこず。うーん、なんでかなぁー絶対これ読んだら骨礼賛wみたいになると思ったのに。今、突然骨に惹かれてるwんだけど、私の場合美術的な観点からよりも学術的な要素のが強いのかも。この人のシリーズまだあるみたいだからそれ読んだ後にはもう少し学問的なものにいこうかな。2014/08/03
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