• ポイントキャンペーン

人と人をつなぐ料理―食で地方はよみがえる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103281214
  • NDC分類 596.23
  • Cコード C0095

内容説明

「食」によって、地方はどう元気になるか、どうしたら幸福感を味わえるようになるか。在来野菜が奇跡を起こす。第1回「辻静雄食文化賞」受賞の天才料理人が示す、地方再生の物語。

目次

第1章 その土地に生まれ育ったことの意味を知る(料理人としての原点;料理人が負うリスク;焼き畑でつくられる藤沢カブ;よみがえった平田赤ネギ)
第2章 「人と人をつなぐ」料理人の役割(在来作物の持つ力;宝谷カブ、早田ウリ、カラトリイモ…;個性が強い在来野菜;「生産者とのぶつぶつ交換」というスタイル;地質学の重要性と、料理人の役割;逆風の中で考えた「役割分担」;在来作物という食文化が人々をつなげた)
第3章 ネットワークの創出(「料理人」と「知識人」と「生産者」の三角形;生産者との本気の付き合い;野菜と喋り、魚と喋る;メディアとの関係;行政は「旗振り役」に;藤沢カブは「コラボレーション」の成功例;地域文化のキーパーソンたち;文化的ネットワーク)
第4章 それぞれの地のそれぞれの幸福論を探す(自分の住んでいる土地を好きになること;高知へ;熊本へ;九州の豊かな土地;湯布院での料理講習会;違うスタイルのネットワーク;岩手のポテンシャル;長岡在来野菜の「横綱」かぐらなんばん;それぞれの幸福論)
第5章 「日本を元気にする」ために(「日本を元気にしたい」という人を;新たなネットワークを生み出す場所づくり;世界へ)

著者等紹介

奥田政行[オクダマサユキ]
1969年、山形県鶴岡市生まれ。新潟の山形との県境の町で育つ。鶴岡東高校を卒業後、東京でイタリアン、フレンチ、フランス菓子、ジェラート作りの修業に勤しむ。27歳で鶴岡ワシントンホテルの料理長に就任。2000年、「地場イタリアン」を掲げる店「アル・ケッチァーノ」を櫛引町(現・鶴岡市)にオープン。2004年より山形県庄内総合支庁「食の都庄内」親善大使。「庄内浜文化伝道師マイスター」も務めている。イタリア・スローフード協会国際本部「テッラ・マードレ2006」で「世界の料理人1000人」に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水草遊人

2
前に読んだ「庄内パラディーゾ」とダブりもあって、読みやすかったです。 料理人が作物に拘るのは当然としても、その作物のできる土地の地政学から学ぶという姿勢に料理の無限性を感じました。 「やりたいこが100だとしたら、やりたくないことを300やりなさい」 これもすごい覚悟ですね。牛乳パック切りの話にハッとさせられました。 効率を第1に考えがちな私には一生できないことでしょう。 無名な時から地域を良くしたいと考えていたこと。=念じ続ければ道は開かれるということでしょうか。 今後の活躍に期待しています。2012/06/02

you1oyaji

1
日本中の食通が通ってくることで知られるイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」。山形県庄内地方の鶴岡市にあるこの料理店は、食を通じて地方再生に大きな役割を果たしたモデルとして取り上げられ、情熱大陸にも出演したシェフの奥田政行さんは、地方再生の救世主として、日本各地に招かれている。その奥田さんが、どのようにして、庄内地方を元気にしていったのか、地方再生のヒントを得られる1冊。 2011/09/12

Fみほ

0
野菜について勉強されて、物々交換でネットワークを広げていくという地道なことをなさったからこそ、料理で地域起こしができたのかということが分かりました。全国各地でこのような活動が広まるといいですね。2016/08/20

なつ

0
料理人として地域をつなぐ形が他の職業でも再現できそうで面白く感じた。2016/07/08

ca.hoshino

0
ネットワークか?2016/05/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1210021
  • ご注意事項

最近チェックした商品