流星ひとつ

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103275169
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

藤圭子の「真実」を描く、奇跡のノンフィクション。一度は封印された作品が、33年の時を隔てていま、新たによみがえる。緊急刊行!

内容説明

流星のように消え去った藤圭子の「真実」を描く奇跡のノンフィクション。

目次

一杯目の火酒
二杯目の火酒
三杯目の火酒
四杯目の火酒
五杯目の火酒
六杯目の火酒
七杯目の火酒
最後の火酒

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1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

294
2013年自ら命を絶った 藤圭子を沢木耕太郎が描く。今では、時代の歌姫というよりも、 宇多田ヒカルの母として 知られる藤圭子…この本は 30年前以上の藤圭子との インタビューをまとめた ものである。 ひたすら藤圭子との会話で その人生を伝えようという この試みはノンフィクションにおける 沢木耕太郎の試みなのかも しれない。突然甦る藤圭子…ノンフィクションの 醍醐味である。 2014/10/12

文庫フリーク@灯れ松明の火

158
15歳の宇多田ヒカルさん『Automatic』デビューに衝撃を受けた方は多いはず。そして私と同年代の方なら藤圭子さんの娘ということに驚いたはず。精神を病み自死してしまった藤圭子さん。28歳で歌手引退間際の1979年-36年前の沢木耕太郎さんによる地の文皆無・インタビューの会話だけのノンフィクション。沢木さんが初めて藤圭子さんと出逢ったのが『深夜特急』の旅の終わり。パリから日本行の飛行機を待つオルリー空港というのも奇縁。確かに『深夜特急』でモグリのチケット屋から他人名義(しかも女性名)の超格安チケット→続2015/09/20

いつでも母さん

145
読友さんのレビューに誘われての1冊。ほぼ同世代。デビューの時から綺麗な顔に人を惹きつける歌声!そして、その雰囲気は他に類も無く新鮮だった。衝撃的な死・・だが、そんなオーラをまとっていたのかもと、この本を読んで感じた。今も甦る『女のブルース』好きだったな!沢木さんとフランスの空港で出会っていた事に何か運命というか、出会うべくしてというのを感じられた。それにつけても、前川清さん!私も好きな方ですが良い漢だ~!『藤圭子』いつまでも記憶に残る女性です。あちらでは好きな歌だけ歌っていて欲しい。ー合掌ー2015/10/05

ネギっ子gen

106
久しぶりの沢木耕太郎。取材相手は藤圭子。「後記」で、インタビューを行い500枚近い分量のものを書き上げ、出版できる状態にありながら、その本が藤圭子の未来を暗くする可能性を憂い、出版断念した過去を語りつつ、<執筆当時は、歌を捨てる、芸能の世界から去る、ということから「星、流れる」という言葉が浮かんだ。しかし、いま、自死することで本当に星が流れるようにこの世を去ってしまった今、『流星ひとつ』というタイトルは、私が藤圭子の幻の墓に手向けることのできる、たった一輪の花なのかもしれない>という記述に、深く頷く……⇒2020/09/28

紫陽花

87
最近、世間はコロナ一色ですが、私は仕事が忙しく、なかなか本を読む時間がありません。また、図書館は休み、本屋も営業自粛のところが多く、本を調達するのも難しいです。 さて、これは藤圭子さんに対するインタビューの本。藤圭子さんといえば、宇多田ヒカルさんの母。私の世代からすると藤さんは前の世代、宇多田さんは後の世代というところです。藤さんの仕事、私生活に関する考え方が赤裸々に描かれています。読みやすく、インタビュー形式の本もたまにはいいかなと思いました。2020/05/03

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