出版社内容情報
子どもは育つ。こんな、終わりかけた世界でも。戦前生まれの晶子と若いカメラマンの真菜、二つの人生が震災の夜に交差する感動長編。
子どもは育つ。こんな、終わりかけた世界でも。七十代にして現役、マタニティスイミング教師の晶子。家族愛から遠ざかって育ち、望まぬ子を宿したカメラマンの真菜。全く違う人生が震災の夜に交差したなら、それは二人の記念日になる。食べる、働く、育てる、生きぬく――戦前から現代まで、女性たちの生きかたを丹念に追うことで、大切なものを教えてくれる感動長編。
内容説明
産む、育てる、食べる、生き抜く。その意味は、3月11日に変わってしまった。75歳でいまだ現役、マタニティスイミング講師の晶子。家族愛から遠ざかり、望まぬ子を宿したカメラマンの真菜。人生が震災の夜に交差したなら、それは二人にとって記念日になる。
著者等紹介
窪美澄[クボミスミ]
1965(昭和40)年、東京都稲城市生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。短大を中退後、さまざまなアルバイトを経て、広告制作会社に勤務。その後フリーの編集ライターを経て、2009(平成21)年「ミクマリ」で女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞、デビュー。受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』は本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また2011年、同書で山本周五郎賞を受賞。2012年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風眠
ダイ@2019.11.2~一時休止
ひめありす@灯れ松明の火
文庫フリーク@灯れ松明の火
おしゃべりメガネ