内容説明
野や山を蝶のように遊び回っていた自然児の響子は、望まれて結婚したが、一年たらずであっさり家に帰ってしまい、いぜん、村の掟やタブー、血縁のきずなを蹴っ飛ばして、奔放にみずみずしく生きつづける。響子に女性の“原型”を透視する作者が、生れたままの女の、とらわれない愛のかたちを追求した神話的な長編現代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まめちゃん
0
登場人物の多さや、親戚･姻戚関係が複雑で人間関係が理解しにくいですね。途中からは、若者中心だけに焦点を置いて、何とか読了できました。 やはり主人公の響子は凄い女性ですね。10代から奔放に生き、20代になっても変わらずに、自分の思いたいとおりにことを進めることに対して何らの自責感も抱かない、これはこれでたいしたものではありますが、男としてはたまりませんね。 こんな女性には触らぬ神に祟り無し、なのですが、やはり惹かれるものはありますね。困ったものです。2013/04/14
-
- 電子書籍
- ドラえもん デジタルカラー版（１５４）
-
- 電子書籍
- おはよう、いばら姫（６）
