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昭和の爆笑王 三遊亭歌笑

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  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103245315
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「汐を吹くクジラは海のポンプかな。我が母の胸はミルクのタンクかな」

三平が憧れ、談志はその死に涙した――極端なエラ張り・斜視・弱視の「珍顔」でいじめられっ子だった少年が、やがて終戦直後の暗い世相を吹き飛ばす元祖「爆笑王」に! 弱冠33歳にして、進駐軍のジープに轢かれて即死するまでを一気に綴る爆走ノンフィクション! 死の直前、大宅壮一との対談風景を含む初出写真多数収録。

内容説明

「珍顔」で戦中~戦後の落語界を席巻。33歳で進駐軍の車に轢かれて即死。初めて描かれるその全生涯。

目次



家出
野宿
金語楼
柳橋
弟子入り
東宝名人会
出逢い
弟弟子と二代目寿限無
初恋
二ツ目
純情詩集
二二子
銀座と女とリンゴの歌
再び顔
グッドバイ

著者等紹介

岡本和明[オカモトカズアキ]
1953(昭和28)年生まれ。趣味が嵩じて落語、江戸小咄等に関わるようになる。父は超常現象研究家・中岡俊哉。曾祖父は明治期の大浪曲師・桃中軒雲右衛門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

2
6年前に読んでいましたが、感想を書いていませんでした。粗筋を忘れていたので、もう一度さらっと読み直しました。顔が悪く、訛がひどく、声の質が咄家向きじゃないと言われた三遊亭歌笑。しかし戦後昭和の爆笑王と言われ人気が大爆発したのも束の間、1950年銀座でジープにひき逃げされ31歳の若さでこの世を去るまでの一代記です。全盛期の年収80万円は、当時の寄席関係者ではダントツの1位だったそうです。さらに、たいへんな奥さん思いで仲睦まじい写真が何枚も挿入されています。落語ブームの今日こそ、忘れてはいけない落語家に合掌。2010/08/21

takao

1
ふむ2023/01/09

イカ男

1
昭和の爆笑王は三平ではなく、歌笑であること。歌笑→痴楽→三平、この後を継ぐ芸人がいない。2011/02/05

もまちそ

0
落語に詳しい作者のおかげか落語の世界をよく知らない私でもわかりやすくおもしろく読ませてもらいました。いくら人気があっても資料が残っていないと記憶から消え去ってしまうのですねえ…悲しいものです。死亡時、大マスコミの否定的な記事の多さには切なくなりました。2011/02/27

最終バック九番手

0
東京の落語史でたいていキワモノ扱いされる歌笑の小説仕立ての評伝…資料が少なかったせいなのか話が水増しされた部分が多くてこの本をどこまで信用できるのか分からなくなってしまったのが残念…参考文献:あり…発行:2010年4月20日…本体2000円2010/06/29

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