日本の聖域(サンクチュアリ) 偽装の国

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103244226
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

背徳、利欲、癒着に偽善……。国の中枢に跋扈する官僚、学者、企業、さらには大マスコミの不透明な正体を暴く。好評シリーズ第二弾!

そこに跋扈するのは誰なのか! 罪深き者たちの素顔を、白日の下に曝す。背徳、利欲、癒着に偽善、国の中枢で「甘い汁」に群がる者たちの不透明な正体。無責任の牙城と堕した役人の園、特定の人間のためにのみ機能する公機関、破綻後も存続する奇っ怪な制度。厚労省薬系技官、偽装農家、児童相談所、さらには被曝医療……。国民を喰いモノにする「鉄面皮」を一刀両断。会員制情報誌、好評連載!

内容説明

被曝医療、厚労省「薬系技官」、児童相談所、在沖縄海兵隊…そこで跋扈するのは誰なのか。背徳、利欲、癒着に偽善、「鉄面皮」たちの不透明な正体を暴く。

目次

第1部 誰がための国益か(厚労省「薬系技官」―薬害はまた起こる;児童相談所―虐待死防げぬ「社会の暗部」;「法螺吹き」気象庁―誰も責任取らない「技官の園」;新聞休刊日―「一斉は偶然の一致」で押し通す;東海道新幹線―「安全神話」に陰り;犯罪被害者の会―「厳罰化」に走るのは果たして健全か;日本赤十字社―血液事業「独占」で利権の巣窟に;米軍「横田基地」―返ってこない空)
第2部 不実と惰性の連鎖(偽装農家―日本の農業を蝕む元凶;公安調査庁―存在意義のない「無能官庁」;箱根駅伝―歪んでしまった「国民的行事」;NHKと相撲協会―「共同正犯」;「地震予知」という大嘘―科学者の「良心」が問われている;原子力村―解体は至難;「主犯GE」フクシマの罪―米政府を後ろ盾の傍若無人;世論調査―政治を劣化させる「魔物」)
第3部 私欲のみがまかり通る(福島を食い物にする「被曝医療」―御用学者のやりたい放題;記者クラブ制度―これでは真実は伝わらない;利権と化した「除染事業」―まんまと焼け太る「原子力村」;ままならぬ「尊厳死」―病院では安らかに死ねない;「宝くじ」の闇―総務官僚が公然とピンハネ;子どもたちの被曝―行政の無能で拡大する「人災」;東京大学地震研究所―狼少年どころか今や「恐喝屋」;行政委員―利権と化した現代の「名誉職」;在沖縄海兵隊―「移転」でも土地は返らず負担も減らず)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

14
予約購読制の月刊総合誌「選択」で連載されている「日本のサンクチュアリ」から、2010年4月号以降に掲載された25編を収録しています。執筆者が匿名である上に、証言やデータの出所が不明なので、問題の一つ一つの掘り下げ方がどうしても浅いですし、信頼性の判断も難しいのが残念なところですが、原発事故や米軍基地ように「タブーであることが周知されている問題」のみならず、駅伝ビジネスや宝くじマネーなど「タブーであるとすら認識されていない問題」にも斬り込んでいるのは凄いと思いました。2018/01/29

ぼのまり

7
書店売りされていない雑誌「選択」に掲載された内容を編纂した書籍である。原子力村、児童相談所、横田基地、日本赤十字社、宝くじなど、利権を貪る団体を取り上げている。残念なのは、記事を書いたライターが匿名となっていることで、解決への実現性が感じられない点。安全地帯から石を投げているような印象があるが、雑誌の記事としてはこれで十分なのだろう。少なくとも政治はほとんど無力で、ここに期待しても何も変わらない、変えたければ「自ら」が動く必要がありそうである。2013/08/12

ふぇるけん

6
大手メディアには現れない様々な日本の暗部を照らし出すシリーズ。意味をなしていない地震予知や長期天気予報、原発事故収束ビジネスに群がる御用学者や反社会勢力などまだまだ解決すべき課題は多い。そして民主主義とはいえ一般市民の力は圧倒的に弱い。しかし、一人一人が社会を創っていくという自覚はもっと必要だなぁと思う。2014/08/09

Hiroki Nishizumi

6
項目毎に数ページしかないので内容の浅さは否めないが、それでも東海道新幹線や日本赤十字社などを掲載したのは良かった。また普天間基地の今後も気になるところだ…2013/01/07

けじ

4
利権という名の私欲のもとに、国が国民が食い物にされている現状に心底うんざりした。全て鵜呑みにする訳ではないが、広告主(大企業)に制限を受けにくい会員制総合雑誌のため、他のメディアよりはまだ信頼できるように思う。2012/07/18

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