之を楽しむ者に如かず

個数:
  • ポイントキャンペーン

之を楽しむ者に如かず

  • 吉田 秀和【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 新潮社(2009/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 60pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月30日 23時26分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 525p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103240143
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

知識よりも、好き嫌いを云々するよりも、クラシックは楽しむのが一番。たとえば「今までとは違うバッハと遊んでいる楽しさ」をきかせてくれる演奏は?

音楽の持つ可能性の大きさが再び見出されている今という時代、かつて味わったことのない、何ともいえない面白い演奏にぶつかることがある。「真珠の粒を連ねたよう」ではないモーツァルト、重さから解放された軽やかなバッハ……。フルトヴェングラー、グールドからアンナ・ネトレプコまで、音楽をきく楽しみを自在に語る。

内容説明

之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず(論語)。「之」を「音楽」と読んでもかまわない―と、私は思っているのです。自由な呼吸にふれることのできる音楽が、ここにある―。

目次

1 之を楽しむ者に如かず(変わるものと変わらないもの;「一九六八年」のできごと;遅い理由、速い理由;演奏家たちの「内的要求」;先進の禮楽におけるは野人なり ほか)
2 今月のディスク(ピアノでバッハを弾いた人たち;演奏の「違い」について;私たちの「耳、心、頭」;『二〇世紀の偉大なるピアニストたち』より;戦争の傷―フランソワ、リパッティ、モイセヴィッチ ほか)

著者等紹介

吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913(大正2)年9月23日、東京日本橋に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。1946年、「音楽芸術」誌に「モーツァルト」を連載、評論活動を開始する。1988年、水戸芸術館館長に就任。2006年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そり

14
吉田さんの著書「永遠の故郷」よりも専門的なところは薄く、柔らかな語り口を楽しみながら読むことができました。▼音楽家への敬意からか、線を引いておられるように感じます。けっして踏み越えないのですが、幅広い知識と経験は察して余りあるほどで、氷山の一角なのでしょう。とはいえ、一度に消化できるものではありませんでした。▼グルダさんについて触れられるのを度々見かけます。本のわりあい最初の方に、彼のシューベルトを愛してやまないものの一つとあり、そうとうな想いを感じます。↘2014/12/15

takataka

1
★★★★☆2009年に出版された時に購入したが、そのまま読まずじまいだった。丸谷才一が名文家のひとりにあげ、「思ひ出すことの達人」と称した吉田秀和氏の文章は、いま聞いた曲について自身の記憶も交えながら紹介してくれる。すると実際に聴いていないのに、聴いた後に浮かんでくる余韻を感じてしまう。書名の「之を楽しむ者に如かず」とは音楽の本にふさわしい言葉だ。2023/01/01

カリギュラ

0
文章がうまい。読んでると実際にそのCDを聴いてみたくなる。2011/10/07

sakase

0
演奏家は、彼が取り上げる曲と、何らかの形、意味で、彼独自の関係を持っていればこそ、曲を弾く。そのとき、彼がとる弾き方は、彼と曲との両方の働きかけから生まれ、決定されてくるのだ。(吉田秀和先生)2011/02/22

うな坊

0
気持ちのよい評論。ここで取り上げられたCDを聴いてみたいと思わせる。他の批評家が「貶めることで自分の評論価値を上げる」手段をとるのに対し、吉田さんは貶しかたもおだやかで、褒め方が納得のいく書き方。風来坊さんの「この人の新刊を読める幸せ」にも同感。2010/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/541351
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。