内容説明
人は、言葉によって生まれ変わる―がんや難病と闘いながら光彩放つ言葉を残した人々との触れ合い、魂に響く書物や写真との出会い、そして現実に起きた余りにも悲惨な事件への考察などを通じて「本当に生きられた時間」とは何かを説いていく滋味豊かな随想集。
目次
1 人生への答
2 人が生きる時間
3 子どもを壊してきた半世紀
4 社会病理を見透す眼
5 時代を超えた二人の写真家
6 癒し人は言葉が美しい
7 自分の作り方
著者等紹介
柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年栃木県生まれ。NHK記者を経て、ノンフィクション作家に。1972年『マッハの恐怖』で、第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1995年『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』とノンフィクション・ジャンルの確立への貢献で第43回菊池寛賞を受賞
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