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出版社内容情報
出会いから20年余、書くことを通して大女優が教えてくれたことを真摯に綴る力作前編。高峰自身の執筆記事を多数収録。養女となった経緯も書き下ろす。
内容説明
一記者時代の出会いから、養女として看取ったその日まで、“書くこと”を通して教えられたたくさんのこと。高峰氏自身の執筆記事も多数収録する渾身作前編。
目次
母・高峰秀子の死―まえがきに代えて
初めての原稿依頼
ハワイからの贈り物
初めて会った日
大反響となった記事
初めての撮影
二十二年ぶりの連載実現
生涯の恩人となる
高峰秀子が乗り移る
“はらわた”と虚心坦懐
写真集「女優高峰秀子」が教えてくれたもの
知ることと認識と
著者等紹介
斎藤明美[サイトウアケミ]
1956年、高知県生まれ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て、「週刊文春」の記者を20年務める。2006年、フリーとなり、現在、「オール讀物」で「高峰秀子という映画史」を執筆。1999年、初の小説「青々と」で第十回日本海文学大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきえば
2
★★★★4 高峰秀子さんを知らないのですが、どんどん興味を持ちました。しかし、ふと、斉藤さんだけの一方的な見方・視点では?と思ってしまって 少し高峰氏への気持ちが失せたところに・・・「卵焼きの味」でしたか?斉藤さんの文章の素晴らしさに驚かされました。やはり、記者は、万人にわかる平易な文章を書き、文筆家は行間を書くのですね。でも、そこまで言うのなら、と、高峰秀子の「おいしい人間」を読むことにします。2018/10/06
北の風来坊
2
読みました、曲がった背骨が真っ直ぐになるような本です。 松山明美さんのこれからの活躍を待っています。2012/05/11
雛
2
高峰秀子の人生の厚さに圧倒された。こんな人がいたのですね。そしてもういないのですね。養女となった斉藤さんはこれからが正念場と言えるかもしれません。高峰秀子さんの初盆です。2011/08/15
もまちそ
2
著者は虚飾なく骨太の文章を書く方だと思います。女っぽくうねうねしてなくてごつい感じ。そこが高峰さんの魅力をうまく表現できていると思いました。高峰さんのことはほかの本で読んだことと重複部分が多々あり、とはいえより詳しく年表順に書かれた、という感じでしょうか。2011/07/11
シマリス
2
冒頭の「高峰秀子の死」では嗚咽がおさえられなかった。高峰秀子が亡くなって本当に残念。女優としての彼女は知らないが、文筆家として本当に一流だったと思う。養女になった斎藤明美には今後も高峰について書き続けて欲しい。続きも買わなきゃ。2011/06/10