出版社内容情報
愛する人の死にどう向き合い、どうしたら乗り越えられるのか。
最愛の妻をがんで失った著者を待っていたのは想像を絶する悲しみだった。毎晩あびるほどの酒を呑み、ひたすら泣き、自死も考えた……最悪の状態を脱したがん専門医が、同じ苦しみにいる人たちに贈る一冊。死別の悲嘆は、どのようなかたちであらわれるのか。そこから立ち直るためのグリーフワークとは何かを丁寧にひもとく。
内容説明
愛する人との永遠の別れ―どう向き合い、いかに乗り越えるのか。最愛の妻をがんで失い自死すら考えた医師が同じ苦しみにいる人たちに贈る。非嘆を癒すグリーフケア。
目次
第1章 永遠に別れるということ
第2章 死別の悲しみの諸症状―さまざまな悲嘆のかたち
第3章 こじれた悲しみの危険信号(複雑な悲嘆;悲嘆のプロセス)
第4章 悲しみの中にいる、あなたへの処方箋―悲しみを癒す作業
日野原重明先生の特別講義―「幸せな最期、幸せな看取り」
アルフォンス・デーケン先生の特別講義―「希望を抱いた死」
著者等紹介
垣添忠生[カキゾエタダオ]
公益財団法人日本対がん協会会長。1941年生まれ。1967年東京大学医学部卒業。都立豊島病院、東大医学部泌尿器科助手などを経て、1975年から国立がんセンター病院に勤務。同センターの手術部長、病院長、中央病院長などを務め、2002年総長に就任。2007~2010年3月、名誉総長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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