出版社内容情報
あの「立川流」に落語史上最強の落ちこぼれがいた。名はキウイだが、ビタミン不足は否めず、談志へのしくじりも数知れず。前座16年、その泣き笑いを一席。
内容説明
桃栗3年、柿8年、キウイは前座を16年。あの「立川流」に、落語史上最強の落ちこぼれがいた。
目次
マクラ 『談志伝』
第1章 親がかりじゃないと食っていけない
第2章 言っておくが、俺には時間がない
第3章 キウイ このバカヤロウ
第4章 やるだけ無駄だ
第5章 キウイ いい可限にしろ
第6章 …面白ぇな
第7章 真打になるなら早いとこなりな
あとがき(のようなもの)
師匠のお言葉
著者等紹介
立川キウイ[タテカワキウイ]
本名・塚田洋一郎。1967年1月、東京都板橋区生まれ。某専門学校広報科卒。1990年12月8日、立川談志に入門。以後、紆余曲折を経て2007年7月、二つ目に昇進。前人未到の前座期間、こまめに綴った日記が話題になる。定期的にこなす自身の落語会のほか、立川流寄席にも出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウィズ
18
売れっ子の落語家の本もいいけど、前座を16年やった著者もいい。ダメダメだけど癒やされる、作家でもある談四桜師匠が著者の復帰試験合格のさいかけられた、いろんな奴がいていいんだという発言になぐさめられました。2013/09/09
kera1019
4
文章がデス•マス調で稚拙やし日記を読んでるみたい… 修行中の苦労も他人事みたいやし、何度しくじっても懲りないっていうか深刻さが全然感じられへん。そういうトコロもキウイさんのキャラクターなんやろうけど、とにかく軽い。「僕と師匠•談志の16年」と言うより「僕の前座生活16年」って感じでした。せめて「万年前座」という経験にオチがつくくらいまでは書き切って欲しかった… 2014/01/21
yakisoba
4
本自体は読み易かったけれど、立川談春の「赤めだか」を読まないと客観的な感想が書けないので、とりあえず保留中。2011/12/23
kokada_jnet
4
ダメ人間を、ダメなまま、おいといてくれる、落語という世界の懐の広さ。本書からも感じられるが、著者には独特の愛嬌があるんだろうなあ。愛嬌というのは芸人にとって大事。2010/02/28
tsukamg
3
前座を16年もやったのは理由があり、それはご本人もわかっていらっしゃるようだが、それでも、続けてこられたのは素直にすごいと思う。二つ目昇進の決め手となった踊りを談志が見て、面白え、とつぶやく場面にぞくっとした。2022/12/26
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