見えないがんを追う―大腸内視鏡が拓く医療フロンティア

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103180210
  • NDC分類 493.46
  • Cコード C0095

出版社内容情報

内視鏡検査十三万件、体内挿入五分。幻と呼ばれたがんを世界に発信した外科医の人生は、常識との戦いの連続だった。NHK「プロフェッショナル」で評判!

内容説明

大腸がんはポリープから発生するという定説に対し、内視鏡でなければ見えない“陥凹型がん”が原因であると唱えた医師。大腸拡大内視鏡開発に携わり、体内挿入5分という速度を武器に症例を重ね、ついに世界の医学界を動かした取り組みの記録。

目次

第1章 大腸がん死はゼロにできる(「診てほしい」という声があるならば…;内視鏡治療の長所 ほか)
第2章 見えない「幻のがん」を追う(「内弁慶」な秋田の医者の子;「はみだし者」が磨いた技術 ほか)
第3章 大腸拡大内視鏡ができるまで(内視鏡開発史;日本で生まれた「胃カメラ」 ほか)
第4章 医学の常識は、まず疑ってかかれ(大腸がんを根絶する;大腸がん内視鏡検診とブレイブ・サークル運動 ほか)
第5章 最高の医療を目指して(横断型医療ができるわが本拠地;ジャンル横断型医療のメリット ほか)

著者等紹介

工藤進英[クドウシンエイ]
1947年秋田県生まれ。新潟大学医学部卒。同大外科より、秋田赤十字病院胃腸センター長を経て、現・昭和大学医学部教授横浜市北部病院消化器センター長。上海復旦大学附属華東医院終身名誉教授。日本消化器内視鏡学会理事、日本消化器病学会財団評議員など。ノーベル・フォーラム招待講演(スウェーデン・ストックホルム)、ヨーロッパ消化器病学会・米国消化器病学会週間などでの招待講演・ライブデモ・指導は世界50か国200回を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんのすけ

0
陥凹型大腸がんについて歴史や取り組みについて、詳しく書かれていました。先生の頑張りが、周りを変えていった様子が分かりました。現役の先生や医学生にも呼んでほしいな。2009/12/13

アジャ

0
だいぶ前に横浜に大腸内視鏡検査のすごい医師がいるとの情報を知った。この本で、秋田の病院で陥凹凸型大腸がんの存在を発見し、発信しても無視され続けたことを初めて知った。どの業界も古臭い常識の固まりなのだろう。私も何回も内視鏡検査を受けた経験から、やはりこの技術の医師の能力差がはっきりわかる。工藤先生のますますのご活躍に期待しています。2024/05/21

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