出版社内容情報
最後の無頼派のラストメッセージ、緊急刊行。病に倒れてから12年間書き続け、急逝の数時間前まで取り組んだ公開日記とエッセイ選。
内容説明
倒れてもなお、書き続けた12年!警世と洒脱、憂国と遊び心、無常と励ましに満ちたラスト・メッセージ。荷風が死の前日まで『断腸亭日乗』を綴り続けたように、脳梗塞で倒れた後のノサカもまた日記という作品に魂を傾注していった。急逝のほんの数時間前まで―。揺れ動く時代が滲む最晩年のエッセイ選を附す。
目次
惑いつつ追う楕円のボール―2004年
病んで後、レギュラー―2005年
だまし庵日記 2007~2008年
だまし庵日記 2009年
だまし庵日記 2010年
だまし庵日記 2011年
だまし庵日記 2012~2014年
だまし庵日記 2015年
著者等紹介
野坂昭如[ノサカアキユキ]
1930‐2015。早大第一文学部仏文科中退。「火垂るの墓」(直木賞)「同心円」(吉川英治文学賞)「文壇」(泉鏡花文学賞)などの小説家、「我が闘争 こけつまろびつ闇を撃つ」(講談社エッセイ賞)などのコラムニスト、「おもちゃのチャチャチャ」(日本レコード大賞童謡賞)などの作詞家、歌手、元参議院議員、衆議院選挙新潟三区立候補者、伝永井荷風作「四畳半襖の下張」を雑誌に掲載した編集長(わいせつ文書販売で有罪判決)、討論番組やCMに出演するテレビタレント等々、多面的な活躍で知られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
ophiuchi
勝浩1958
よしひろ