感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun Kozaki
1
学園闘争華やかなりし時代に学生運動に身を投じ、あるいは少し距離を置きつつ、自己とは何か、理想とは、と問い続けたひとの日記です。 最後は鉄道自殺っていう結末なのですが。 あんまり悲劇的で退廃的な作品読むと、精神が冒されてくる感覚を覚えますが、彼女も、類似した感覚だったのだろうかしら。 あるじゃないですか、一時的に太宰治や坂口安吾にカブレルときって。こどものはしかみたいにうわあっと拡がって、ケロッと治るやつ。それに近い。良くも悪くも、二十歳までだなあ、ああいうのを読めたのは。2018/02/14
アイリス
0
大学二年から大学三年までの日記。これはもう小説と言ってもいいのではないかなと思う。特に最後の方、6月中旬あたりからものすごく空虚。その上で最後にあの詩だ。これはもう、ただの日記の範疇で収まらない気がする。その点で原点ノートとも原点序章とも全然別物だった。69/1/2~69/6/222010/01/11
Michael S.
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高校生の頃、読んでる子がたまにいた。シアンクレールとい店はもうない。 インターナショナルという歌はこの本で知った。