内容説明
今度の作品『人間の幸福』では、大自然の力である神は、人間の幸福を、どんなふうに考えているか、ということを書きました。人間の本当の幸福は、この現実の世界に生きながら、大自然の神の世界にいる人間のような気持ちで生きることだと教えられて、それはどういうことなのか、二人の女性が現代社会のなかでどう生きていくか、ということを書いています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いと
5
神シリーズ4作目・・・どうして今、芹沢先生のこのシリーズにハマっているのか不思議ですが。進むにつれ魂が洗われていく感覚が楽しいので一気に8作目までいきます。須田ふみさんと中村英子さん、それぞれと先生の会話を通して話は進んでいきます。妻は夫の言う事を信じ、自己を抑えて夫を支えることこそ理想的な結婚の姿だなどと、93歳の男の方から言われても・・・と思うでしょ?ところがどっこい、ストーンと心に落ちるのです。すごい文章の力。他の多々いる芹沢文学愛好者のひとりになっちゃうなぁ。2015/02/20
ろびん
3
神シリーズ4作目。どうも読むのに時間がかかるなぁ……。2017/06/18
純
0
神シリーズ4作目。はっきり言うと退屈ともいえる作品。しかし読後感には独特の魅力がある。この、他の小説にはない力は神の言葉ゆえなのでしょうか?読書メーターでは芹沢先生の小説を読んでる人がいないけど、たくさんの人に読んでほしいし、たくさんの人の感想を聞きたい。最後に芹沢先生らしい言葉を引用「愚痴や不平は、言葉にして相手を傷つけない限り、いつか消えますもの」2009/11/14
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