十字軍物語〈3〉

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十字軍物語〈3〉

  • 塩野 七生【著】
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 新潮社(2011/12発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 477,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784103096351
  • NDC分類 230.45
  • Cコード C0322

出版社内容情報

中世最大の事件「十字軍」が歴史に遺したものとは何だったのか? 本当の勝者はどちらなのか? 堂々のシリーズ完結編は窮極の戦争論にして至高の外交論!

内容説明

サラディンによって聖地イェルサレムを追われた危機から、ヨーロッパからは十字軍が陸続と起こった。「獅子心王」の異名をとったリチャード一世。十字軍を契機に飛躍するヴェネツィア。巧みな外交戦術で聖地を一時的に回復したフリードリッヒ二世。二度の十字軍を率い、「聖人」と崇められたルイ九世。しかし、各国の王の参戦もむなしく、最後の牙城アッコンが陥落すると、二百年に及ぶ十字軍遠征に終止符が打たれることとなった―。中世最大の事件がその後の時代にもたらしたものとは何か、そして真の勝者は誰か。歴史に敢然と問いを突きつける、堂々のシリーズ完結編。

目次

第1章 獅子心王リチャードと、第三次十字軍
第2章 ヴェネツィア共和国と、第四次十字軍
第3章 ローマ法王庁と、第五次十字軍
第4章 皇帝フリードリッヒと、第六次十字軍
第5章 フランス王ルイと、第七次十字軍
第6章 最後の半世紀
第7章 十字軍後遺症

著者等紹介

塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ハイク

96
十字軍遠征の第3次から最後となる第8次までの物語だ。印象に残るのは英国王リチャード率いる第3次と第6次を率いる神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒである。リチャードは戦いが上手で先頭に立ち講和でパレスチナの海港都市を手に入れた。一方フリードリッヒは戦闘をせず講和でエルサレムを奪還した。それに引き換えフランス王ルイ9世は第7次と8次を率いて戦闘は全敗でエルサレムの十字軍国家は消滅した。十字軍は西欧のキリスト教の頂点に立つ法王の権威と西欧諸国元首の権力とのパワーゲームの結果であった。現代でも争いは絶えないのだ。 2018/03/17

レアル

78
第3次から第8次までの完結編。この本で特に重点が置かれてあった、獅子心王リチャードと花の第3次はさすがに面白い。しかし私は山場を迎えたその後の第4次以降の迷走する十字軍の外交、政治力の手腕の方に興味が膨らんだ。1096年から200年にわたって聖地エルサレムをめぐる戦争もこれで終わり。しかし一神教の2つの宗教が存在する限り歴史は繰り返されているのかもしれない。。2015/01/10

ヴェネツィア

60
いきなり分厚くなった第3巻。いやあ、読み応えがありました。獅子心王リチャードと花の第3次は、さすがに面白い。全巻の中でも白眉か。また、戦闘こそしなかったものの、神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ率いる第6次も面白い。この2人では、より中世的なのがリチャード、一方のフリードリッヒはぐっと近代的でさえある。いずれも名君の両極にあるといっていいだろう。それに引き換え、なんとも惨めな(当人は気づいていないようだが)フランス王のルイ。聖堂騎士団の最後は、アッコンでは壮絶、帰り着いたフランスではなんとも哀れだ。2012/04/22

キムチ27

41
12C末~13C末の100年を描く。装丁はひざまずくテンプル騎士の衣装・・誰にうなだれて忠誠を誓うか。 かなりのボリュームで種々の王、皇帝、法王が入れ替わり立ち替わり、権謀と策略と、疑心と暗躍と・・語る塩野氏の筆が相変わらず、縦横無尽。こちらが付いて行けず、世俗ものを入れつつゆっくりページをめくる。リチャードは文字通り獅子奮迅、行動も思考も、そして女性関係も。第3~最後の第8次十字軍が次なるルネサンス期へどう繋がって行ったかが見えてくる。2014/02/03

優希

39
十字軍の物語もいよいよ完結です。第三次十字軍から崩壊までの歴史をたどっているせいか、やや早足感がありますね。サラディンの関係もあってか、3回目にかなり力を入れてますね。様々な皇帝、法王、策略が入り乱れる世界はとにかく読み応えと面白さがあります。特にリチャード三世の武力と理知性には唸らされました。イスラムとの関係やイェルサレム奪回に成功しても、結果的に崩壊してしまうのは皮肉ですけどね。ただ、この後宗教が文化として花開くルネサンス期に入ることを考えるとルイ9世の聖人化と十字軍は必要な歴史だったのでしょう。2014/05/21

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