出版社内容情報
中世最大の事件「十字軍」が歴史に遺したものとは何だったのか? 本当の勝者はどちらなのか? 堂々のシリーズ完結編は窮極の戦争論にして至高の外交論!
内容説明
サラディンによって聖地イェルサレムを追われた危機から、ヨーロッパからは十字軍が陸続と起こった。「獅子心王」の異名をとったリチャード一世。十字軍を契機に飛躍するヴェネツィア。巧みな外交戦術で聖地を一時的に回復したフリードリッヒ二世。二度の十字軍を率い、「聖人」と崇められたルイ九世。しかし、各国の王の参戦もむなしく、最後の牙城アッコンが陥落すると、二百年に及ぶ十字軍遠征に終止符が打たれることとなった―。中世最大の事件がその後の時代にもたらしたものとは何か、そして真の勝者は誰か。歴史に敢然と問いを突きつける、堂々のシリーズ完結編。
目次
第1章 獅子心王リチャードと、第三次十字軍
第2章 ヴェネツィア共和国と、第四次十字軍
第3章 ローマ法王庁と、第五次十字軍
第4章 皇帝フリードリッヒと、第六次十字軍
第5章 フランス王ルイと、第七次十字軍
第6章 最後の半世紀
第7章 十字軍後遺症
著者等紹介
塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハイク
レアル
ヴェネツィア
キムチ27
優希