内容説明
明治期、頗る珍しかった活動写真フィルムと映写機を抱え、北は北海道から南は鹿児島まで、日本全国を頗るくまなく巡業でまわった活動写真弁士・駒田好洋。彼が昭和初期に語った巡業記を、頗る詳細な解説と校訂を得て全編頗る完全に復刻。
目次
駒田好洋巡業奇聞（「都新聞」昭和５年５月４日付～８月２４日付／全１１３回）
続話巡業奇聞（「都新聞」昭和５年９月１７日付～１１月８日付／全５２回）
活動昔噺ほか（『活動昔噺』―「都新聞」大正１４年１月１７日付～２５日付／全９回；『訪問談』―「北海道毎日新聞」明治３３年７月１３日付～１７日付／全３回）
私的解説（駒田の記録から見える映画史；駒田は「日本率先活動写真会」を名乗らなかった ほか）
残された問題（八王子興行の謎；映写機は二台あった？ ほか）
著者等紹介
前川公美夫［マエカワクミオ］
１９４８（昭和２３）年北海道登別市生まれ、室蘭市育ち。７１年、北海道大学工学部建築工学科を卒業して北海道新聞社に入社。事業局、秘書室、士別支局長、テレビ北海道出向（報道制作局長代理兼報道部長）、編集局文化部長、編集委員などを経て、現在、道新ぶんぶんクラブ事務局長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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辺野錠
2
映画館の無い時代には活弁士が設備と共に全国を巡業するなんて時代があったのかと頗る驚いた。映画黎明期の証言という訳で全国各地の興業の事情と共に頗る非常に興味深い話であった。2016/08/22
紫
0
☆３ 奇妙奇天烈、頗る非常！な怪書2008/10/30
