内容説明
ヨーロッパ文化発祥の地に生まれ、時代とともに文学や美術に影響を与えつづけてきたギリシア神話。オリュンポス以前の世界、ゼウス、ヘーラー、アテーナー、アポローン、アルテミス、アプロディーテー、エロース、ヘルメース、ポセイドーンらオリュンポスの神々の物語、諸地方の伝説、英雄ペルセウスの物語、アルゴー遠征の物語、トロイア戦役の顛末、『イーリアス』、『オデュッセイア』の物語―ギリシア神話の内容を概説し、学問的研究を平明に書き下ろしたロングセラーの名著。
目次
オリュンポス以前の世界
オリュンポスの神々(天界の諸神;地上、地下および水域の諸神)
諸王家の伝説
諸地方の伝説
英雄伝説
叙事詩の世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおとろ
7
☆☆☆☆☆ 再読2021/03/09
まふ
2
二段組の充実した組版。内容がまた難しい。しかし、堪えて堪えて読み通した。飛ばし読みの部分もあったが、一通りの達成感はある。ギリシャ神話の凄さは何と言っても八百万の神々である。古事記とよく似ている。呉氏は博覧強記。ギリシャ神話に通暁している。神話だけあってはじめ神々の文字通りの神出鬼没。また、ゼウスの好色など大変に勉強になった。これからはreferenceとして様々な局面で紐解くことができる。もっと早くこれを読んでおけばよかったという思いは胸にしまっておこう。2001/06/01
一
0
52016/02/08
pika
0
登場人物(神?)が多すぎて1度読んだだけでは理解できない・・・もっと、初歩的なお話しをたくさん読んでからなら理解できるのかも。多少知ってるストーリーの部分は楽しかった。 2011/03/27
てり
0
ギリシア神話の概説書。固有名詞の多さはともかく、優しい語りで過不足なく解説してある印象。系図も充実しており、とりあえずこれを読んどけば間違いはなさそうというオーラをまとっている。2022/11/12