甦る零戦―国産戦闘機vs.F22の攻防

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103069621
  • NDC分類 538.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

迷走する日米防空戦略を見据え胎動する国内自主開発、はたして「心神」は飛翔するのか――。次期主力戦闘機選定を巡る日米の暗闘と防衛の最前線を描く。

内容説明

核をちらつかせる北朝鮮を前にして、日米同盟の呪縛により混迷を続ける日本の防衛戦略。次期主力戦闘機選定を巡り日米の鍔迫り合いが水面下で激化する中、一方で国内自主開発プロジェクトが胎動していた―。「見果てぬ夢」の実現は可能なのか?日米の暗闘を描く。

目次

第1章 コード・ネーム「心神」(ゼロの遺伝子;異形の兵器;「心神」誕生;4CX・PX)
第2章 日米同盟の呪縛の中で(ベールを脱いだ実証機;日の丸ステルスの実像 ;防衛産業基盤の命運)
第3章 迷走するF22(第四次FX問題;アメリカの思惑;対日不買論;オバマの決断)
第4章 取り残された日本の夢(米軍変貌;有事対応力;第六世代への道;「制宙権」を巡る争い;老将からの伝言)

著者等紹介

春原剛[スノハラツヨシ]
1961(昭和36)年、東京都生まれ。上智大学経済学部経営学科卒業後、日本経済新聞社に入社。東京本社編集局産業部を経て、コロンビア大学ジャーナリズム大学院国際高等報道プログラム・フェロー。米州編集総局ワシントン支局特派員、東京本社編集局国際部、編集局政治部などを経て現在、編集局国際部編集委員。米戦略国際問題研究所(CSIS)・国際安全保障部(ISP)客員研究員、米ヘンリー・スティムソン・センター・東アジアプログラム客員研究員を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆうぼう

2
飛行機好きのわたしにとって国産戦闘機の開発は念願であった。 F2がF16のコピーに終わり、あれから10数年。 いよいよ心神が姿を現すかもしれない。 私が生きているあいだに是非とも純国産の戦闘機を航空祭で観たいものです。 ひょっとすると、それはpilotのいない飛行機かもしれない。 隣国の海軍がロックオン(我が海軍の艦船に)したという報道のあった日に。2013/02/06

osprey4691

1
将来の戦闘機は軍事ネットワークの端末として作戦に組み込まれるモノとなるらしいが、肝心のネットワークアーキテクチャの根幹を抑えられている現状では新型戦闘機の独自開発は日本単独では荷が重いんだろうなと感じた。ただ外交は自国の利益を最大限得る為モノであるので、米国依存の防衛力整備では、いつまでたっても米国の風下に位置せねばならないのかと思うと、荷が重くとも発言権を大きくするためには自国開発にはある程度の力を注入せねばならないんだろうと思う2014/01/21

dysphagia

1
結局国防にしろ外交にしろ、自国の国益を堅守する米国に、いいようにやられている我が国の姿勢の一端を見た気がする.アングロサクソンのやり方を卑怯だとか批判するぐらいなら、外交というゲームのテーブルには近付かない方がいい.その意味では国防・外交を考えるときの非常によい材料だと思った.個人的には心神本体についての情報が欲しかった.2010/04/12

ぶーにゃん@積ん読本解消中

1
何故、米国は日本が国産戦闘機を独自開発することに対して様々な妨害をしてくるのか?この本を読んで日本を国防の要えだる戦闘機という武器で統制しようという意図とそのくびきから逃れようとした守屋次官、田母神空幕長の進退が政治としてどのように処理されていたかというプロセスが示されておもしろかった。果たして次期戦闘機FXは心神なのかF35となるか興味深い。2009/12/24

キミ兄

0
FSXをめぐる日米外交攻防。 ☆☆☆。2010/06/01

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