出版社内容情報
日本における自殺対策はこの男を抜きに語れない。自殺率ワーストの秋田でNPO法人を設立し自殺者を大幅に減らしたその難業の軌跡。
地域を支えてきた中小企業の経営者たちが、なぜ次々と死ななければならないのか!? 事業で失敗し追い詰められてみずから死を選んでしまう人たちを救おうと、二〇〇二年、自殺率ワースト一位の秋田でNPO法人「蜘蛛の糸」を立ち上げた佐藤久男。佐藤は、民・学・官の連携によって実際に自殺者を大幅に減らしていった。秋田で、被災地で、日本各地で、佐藤は何を考え、何をしてきたのか。その難業の軌跡を追う。
内容説明
地域を支えてきた中小企業の経営者が、なぜ次々と死ななければならないのか!?自身も倒産して自殺寸前まで追い込まれ、仲間の経営者たちが自ら命を絶つのを目の当たりにした佐藤久男は、自殺率ワースト1位だった秋田でNPO法人を立ち上げ、「民」「学」「官」の連携によって、実際に、自殺者を大幅に減らしていった。秋田で、被災地で、日本各地で、佐藤は何を考え、何をしてきたのか。日本における自殺対策は、この男を抜きには語れない。
目次
皇居まで走ってごらん
針の穴ほどの光を
また来週会いましょう
終着駅は始発駅
暗夜を憂うること勿れ
ゆっくり、きっちり、じっくり
魔の活断層
灯台になる
被災地へ
花
絆館
命の伝導師
著者等紹介
中村智志[ナカムラサトシ]
1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業後、朝日新聞社入社。「アサヒグラフ」「ASAHIパソコン」編集部、東京本社社会部、「週刊朝日」編集部などを経て、現在、朝日新聞社教育総合本部勤務。1993年12月からの長期取材をもとに、1998年、『段ボールハウスで見る夢』(草思社。後に『路上の夢』と改題され講談社文庫)を著し、同年度の講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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