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内容説明
出生の秘密、苦悶の青春、そして知られざる死の真相―。壮絶な最期から二十年。元妻にしてノンフィクション作家の著者が描く、衝撃の評伝。
目次
序章 去っていく後ろ姿
第1章 出会いから同棲へ
第2章 おいたち
第3章 スターへの道
第4章 離婚
第5章 闘病、そして死
終章 片目の男
著者等紹介
松田美智子[マツダミチコ]
山口県生まれ、作家。同棲を経て、昭和50年に松田優作と結婚。長女をもうけた後、同56年に離婚。『天国のスープ』(文藝春秋)等の小説を執筆すると同時に、『福田和子はなぜ男を魅了するのか』(幻冬舎)等のノンフィクション作品を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
donboo
20
前妻が書いたリアルな略奪愛。夫で俳優の松田優作 1949年生まれ享年40歳の一部始終の描写に再婚相手である女優 松田美由紀を激怒させたとされる内容らしい。しかし全て読み終え心に残るのはドロドロのそこではなかった。彼の生い立ち、国籍に対する差別への恐れと日本国籍への執着心。如何に虐げられ生きてきたのか。彼の生誕から69年の歳月が流れるが差別社会が撲滅するのは未だ遠い未来の様な気がしてならない。2018/01/17
kei-zu
19
リアルタイムの松田優作は、薬師丸ひろ子の「探偵物語」が初めてかも。追って、工藤ちゃんを演じるTV版「探偵物語」に痺れました。それでも出演作の鑑賞に足が向かなかったのは、本書で紹介される、私が苦手な「思い入れの強さ」を感じたからなのかなぁと思ったり。優作の妻であった著者が描写する周りの人間とのやりとりは、読者をも息苦しくさせる。2024/06/10
ばんだねいっぺい
9
リアルタイムで、見たかった。2015/11/22
akane
6
ドラマ『探偵物語』のコミカルな彼の演技が大好きだった。しかし本書を読み進めるにつれ、元妻曰く「燃え盛るマグマ」のような夫をよく11年も支えたなあという思いに尽きる。優作が公私にわたって何を悩み、乗り越え、実績を積み上げていったかが冷静な文章でつづられていて、元妻の目は生前の夫を客観的に観察してきたのだと素直に信じられた。優作は『ブラック・レイン』のために生を諦める覚悟だったのだろうと勝手に思い込んでいたけど、第5章を読み、薄っぺらい先入観だったと反省。どんなに生き永らえて俳優業を続けたかったことかと思う。2024/02/22
みかん屋
3
松田優作に興味が湧き読み始めたが天才なのか?厄介な男と思う だから魅了するのか? 蘇る金狼 家族ゲーム 探偵物語 好きな作品です2025/01/06