平凡パンチの三島由紀夫

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103041511
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

1969年、あの狂乱と闘争の季節。平凡パンチ誌の最後の三島番記者が、自決まで三年間の肉体と精神の素顔を明かし、自衛隊乱入事件の「真実」に迫る。

目次

第1章 “キムタク”なみのアイドルだった
第2章 ねじれにねじれ拡散した信条
第3章 スーパースター第一号誕生!
第4章 頭脳に“ものが入ってきた”
第5章 “ひどいから、いい”感覚
第6章 “イメージ”が、新しい哲学になった
第7章 “集合的無意識”世界への旅
第8章 ゲバラとアリと三島のダンス
第9章 気づかれなかった本当の遺書
第10章 白い錬金術師の家

著者等紹介

椎根和[シイネヤマト]
1942(昭和17)年2月9日福島県生まれ。早稲田大学卒業。元編集者。「平凡パンチ」「anan」編集部勤務、「POPEYE」編集長、「日刊ゲンダイ」「Hanako」「relax」などの創刊編集長として編集畑を一貫して歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アオイトリ

29
大衆向けの軽妙洒脱な掌編集かと思ったら、担当編集者による評伝でした。そこに生きているようなミシマの言動は迫力満点。エキセントリックな純文学の作家先生というイメージでしたが、YouTubeで流暢な英語インタビューを聞いて、なんと明晰でダンディな…!と惹かれました。マスメディアが日本で初めてスーパースターと呼んだキムタク並みのアイドルと活写する。ポップアートやユング心理学に傾倒していたとか、渾身の作品を文壇に理解されない絶望など、派手なパフォーマンスとは裏腹に、内向的で人間くさくてどこか痛ましかった…。2024/07/03

踊る猫

23
軽薄なタッチを狙った仕事なのかもしれないが、なかなか興味深い。三島由紀夫の傍に居た編集者のひとりとして、三島が生きた時代のポップ・カルチャーがどういうもので、政治的にもしくは思想的にどういう潮流が主流だったか、つまびらかにしてみせる。私は本書の整理が歴史的事実に基づいて正確かどうか判断する資格を有していないが(三島が自決してから生まれたので)、闇雲に三島を文学的に祭り上げる類のものと比べると愛情が伝わってくる。まあ作品を読み込んでその内容に即した評論を求める向きにはお門違いな本であることは間違いないが……2020/12/09

ひでまろ

0
「僕ってこんなに凄いのよ」的文章が疲れます。本のタイトルのような、三島由紀夫と平パンの関係に特別なものがあったとも思えません。2012/03/27

tkm66

0
趣味。・・ただこの著者はロクでもない、と感じた覚えが。2009/07/12

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