出版社内容情報
『帝銀事件 死刑囚』『黒部の太陽』『千利休 本覺坊遺文』『日本の黒い夏』『冤罪』-。抗いながら生きる姿をひたすら追った映画監督。その全作品と全生涯。
内容説明
こんな映画監督は、もうあらわれない。こんな日本人も、もういない。抗う人間の姿をひたすら追った最後の映画人。その全生涯と全作品を、親交厚かった評論家が、愛情込めて綴った決定版評伝。
目次
第1章 目覚めた男(熊井家のこと;修業時代 ほか)
第2章 闘う男(『帝銀事件死刑囚』;『日本列島』 ほか)
第3章 血を吐く男(『忍ぶ川』;『朝やけの詩』 ほか)
第4章 粘る男(『海と毒薬』;『千利休本覺坊遺文』 ほか)
第5章 未完の男(『深い河』;『愛する』 ほか)
著者等紹介
西村雄一郎[ニシムラユウイチロウ]
ノンフィクション作家、映画・音楽評論家。1951年、佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオCM、ビデオクリップを演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により90年に「佐賀新聞文化奨励賞」受賞。2001年公開映画『いのちの海』(原作・帚木蓬生)で脚本を初執筆(石堂淑朗と共作)。03年にオープンした「映像ミュージアム」(埼玉県川口市)の総合監修を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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