出版社内容情報
「我が名はラクス、光の王」――理想郷建設を唱える若きカリスマ。彼がプロポーズした相手は、なんと僕僕なのだった。先生、結婚? シリーズ第5弾!
内容説明
あなたの傷が深いほど、彼の言葉は優しく響く。その名はラクス、見目麗しき光の王―彼がプロポーズした相手は、なんと僕僕なのだった。いつもクールな美少女仙人の心が、悲しすぎる愛の記憶でグラグラ揺れる。お待たせ最新作、中国冒険ロードノベル第5弾。
著者等紹介
仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年、大阪生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。2年間を海外で過ごす。個別指導塾を経営する傍ら2004年より小説を書き始め、06年に第12回「歴史群像大賞」最優秀賞を、また同年『僕僕先生』で第18回「日本ファンタジーノベル大賞」大賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
93
読破。シリーズ5冊目。3冊目と4冊目をすっ飛ばしてしまって、若干わからないところもあったけれど。王弁がなんとなく一本芯が通ってきた感じに成長していて良かった。それにしても、先生はなんでわざわざ火中の栗を拾うようなことをしたのだろう。仙人と言えども、やはり過去に強く影響を受けているのか──。まぁ、何はともあれ、まだ旅は続くのだ。2012/07/31
ミナコ@灯れ松明の火
70
朴念仁元ニートの王弁くんが下した男の決心に、思わずカッコいい、、と思ってしまったではないかどうしてくれる!思い出に揺さぶられる先生の姿に、長く生きている分だけ悲しいことが胸に降り積もっていくという当たり前のことを、痛感。知らねば情けも湧くまいに、の反面、知ればこそ情けの喜びあり。この巻は重めの世界観だったけれど、王弁くんだけではなく元気を取り戻してきた薄妃など、お供の面々も皆心が大きく育ちつつあるのが垣間見えていい感じに。次は4月刊行とのこと、楽しみです。2011/12/18
風里
68
誰にでも胸に秘めるものはある。 僕僕先生の過去が垣間見えて、切なかった。 王弁が誰に言われたからにせよ思いの外力強さを発揮して安心した。2013/08/10
kumicom
61
真ん中くらいまでは話のペースや内容がつかめなくてよくわからなかった。ところが一転、僕僕が結婚宣言してからはすいすいと話が進んでそこから最後まではあっという間。普段王弁を軽くいなす僕僕からは想像できない一面だったかも。仙人でも神の世でも恋愛はあったし、切なさも楽しさも同じようにあったんだな。今回も僕僕がいない間も、他の仲間はますます頼もしい存在になっていたのが嬉しいところ。薄姫も劉欣もやるべきことをきっちりこなしていて、いいな、こんな素敵な仲間。王弁も失恋感を味わいながらも大変な仕事をこなして立派でした。2015/07/15
ねむねむあくび♪
53
いつの間にか6刊まで出てる。すっかり忘れていた(笑)第5弾はふにゃふにゃ王弁がなかなか頑張っていた。でも僕僕先生の結婚の理由が最後まで分からないまま…(-_-;)しかも、後半にいくに連れて先生の言葉も少なくて残念(^o^;)一章が一番好み(笑)「慰めをもらえるのは力を尽くした者だけだ」とか「ボクが一番腹が立つのは、自分に事を成す力があるくせに、言い訳して一歩を踏み出さない男だ」仙人らしいピシャリとした言葉が小気味良くて大好き♪(*^^*)次はもうちょっと活躍して欲しい!!また読まねば~♪ヽ(´▽`)/2013/07/05
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