豪憲はなぜ殺されたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103029519
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

狂気は知らぬ間にわが家を包んでいた――秋田連続児童殺害事件の遺族による独占手記。

「悲劇の母親」を演じ続けた畠山鈴香という虚妄の隣人。そして、明白な捜査ミスを犯しながらも居直る秋田県警。突如、二重の不幸に襲われた遺族は、真相究明へと立ち上がった。本当のことが知りたい――。ただそれだけのことが、途方もなく険しい道のりだった。被害児童の父親の憤怒と、母親の悲嘆が綴られた鎮魂の書。

内容説明

鈴香は、私の前で泣いた―連続する不可解な行動。だが、警察は息子を「見殺し」にした。秋田連続児童殺害事件の遺族、慟哭の独占手記。

目次

第1章 喪失
第2章 青空
第3章 逮捕
第4章 狂母
第5章 共犯者

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっちゃん

6
この事件、長浜で車で送迎中の子供の友達を殺害した事件、つい最近のベトナムの女の子殺害事件。どれも顔見知りの犯行で怖い。無差別に刺されたり、なんの恨みもなく知り合いに殺される今の日本、まだお金目当てで襲われる国の方が、まともな気がしてしまう。2017/06/23

どどこ

4
筆者は犯人が捕まろうが、事件の詳細がどれだけ解ろうが、これから先 何故?どうして?という問いと戦い続けなければならないのだろう。そして心に空いてしまった穴が完全に塞がることもないのだろう。彩香ちゃんが亡くなった時、警察がもっと真剣に捜査に取り組んでいてくれれば、、と思うのは当たり前。こういうご遺族の気持ちを本気で考えて仕事をしてくれる警察が増えてくれなければ日本の未来は明るいとは言えない。2016/02/24

ますこ

2
米山さんの素直な心情が痛いくらい伝わる本でした。犯人に対する怒り、マスコミの筆の暴力、最終的には警察とも戦わなくてはならない日々。法律って一体誰の為にあるのか考えさせられました。2013/10/28

tea time

1
当時から関心のあった事件。書籍化されていることを知り、興味をもって読み進めたが、真実(書かれていること)を知って尚、加害者への怒りと憤りが収まらない。結局、一通りの流れは分かったものの、加害者や秋田県警が隠していることが多すぎて、真相は闇の中という感じ。豪憲くんのお父さんを始め、米山家の方々のこれからを心から応援したいと思う。2013/07/09

jupiter68

0
米山さんの話よりも、私は豪憲君がこの年で他界することの意味を考えた。なぜこれほどの短い生涯でなければならなかったのか。何故犯人の家の近くで生まれてしまったのか。残念としかいいようがない。2013/11/15

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