内容説明
アルコール依存症と飲み助の境界は?酒どころ高知と秋田の飲酒環境の違いは?アルコール・ハラスメントはなぜ起こる?豊富な調査と分析から飲酒社会の相貌を浮き彫りにする。
目次
第1章 日本の飲酒文化(酒と親密な日本の社会;「アルコール依存症」と「飲み助」の境界;体質と性格、そして環境がからみ合って… ほか)
第2章 アルコール依存が家庭と社会にもたらすもの(アルコール医療問題から、アルコール関連問題へ;非日常性への誘惑;中年男性に多い気分転換法としての飲酒 ほか)
第3章 家庭・地域・医療とアルコール依存症からの回復(精神医療におけるアルコール依存症の位置;否認の病気;「治らない」が「回復できる」アルコール依存症 ほか)
著者等紹介
清水新二[シミズシンジ]
1947年生れ。国際基督教大学卒業、明治学院大学大学院博士課程修了。この間、フルブライト奨学生として米国スタンフォード大学に留学。東京都精神医学総合研究所研究員、大阪市立大学講師、同助教授を経て、現在、国立精神神経センター・精神保健研究所成人精神保健部部長。2002年4月より奈良女子大学生活環境学部教授に就任予定。厚生省公衆衛生審議会・精神保健部会アルコール関連問題専門委員会委員、WHOの国際アルコール関連問題会議の日本側専門委員なども務める
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感想・レビュー
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