内容説明
明治から平成まで日本人の背筋を凍らせた数々の事件。特殊な犯罪?理解不能?否。その裏側を覗けば、哀れとしか言えぬ人間の業がごろり横たわっているのだ。
目次
第1部 暗くて深いさまざまな事情(病の治療薬に人肉スープ―野口男三郎事件「一九〇五年=明治三十八年」;官僚気質丸だしのお手軽な完全犯罪―山憲事件「一九一九年=大正八年」;同情が憎悪に変わるとき―玉ノ井バラバラ事件「一九三二年=昭和七年」;戦慄!女の肉片を溺愛した男―首なし娘事件「一九三二年=昭和七年」;内臓、脳髄まで寸断してブリキ缶に―おでん屋夫婦殺人「一九三四年=昭和九年」 ほか)
第2部 女がバラバラ殺人を犯すとき(警官の夫を殺した小学校教師―荒川放水路事件「一九五二年=昭和二十七年」;一つ屋根の下の三角関係―千住の理髪店主殺し「一九六〇年=昭和三十五年」;横暴な夫の生首は新幹線に乗せて―名古屋の亭主殺し「一九七二年=昭和四十七年」;哀れ!疑心暗鬼の女心―妻のやきもち殺人「一九七六年=昭和五十一年」;邪推から生まれた“恋敵”―福岡美容師殺人「一九九四年=平成六年」;死体を細かく切り刻んで鍋で煮た?―極悪妻の白骨殺人「一九九七年=平成九年」)
著者等紹介
龍田恵子[タツタケイコ]
1952年北海道室蘭市生まれ。本書が処女作。現在は、編集プロダクションで、築地界隈を扱うタウン誌の編集記者として活躍
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感想・レビュー
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ギルヲ
3
猟奇的事件のノンフィクションは面白い。この本も、明治~現代のバラバラ殺人事件の背景を15,6頁でまとめていて読み易いです。ただ、読み易く簡潔にまとめたのが欠点にもなっていて人間を洞察するような深みはありません。でも、時代背景を考えながら「うわぁ…」てなるにはちょうどいいかも。各事件をもっと知りたくなりました。2022/02/21
釈聴音
0
記述は散漫で、犯人の心理や背景への踏み込みも浅い。週刊誌の記事レベル。2012/07/16
madhatter
0
再読。題名にもある「バラバラ」にする理由は、実に千差万別で、一貫した理由は見つけにくいため、その解答を求めて本書を読んでも無駄な気はする。だが、「殺人」の方にウェイトを置いて本書を考えると、「男性編」「女性編」の二部構成の内、後者の方が格段に面白い。それは著者も、読み手たる私自身も女性だからかもしれないし、斯様な理由で著者の分析に全面的に賛同できる訳でもない。しかし、男性との関係を無視しない一方で、その心理の在りようを掘り下げてみせる視点は、非常に興味深い。2012/02/03




