新潮文庫<br> 英国史 〈下〉

新潮文庫
英国史 〈下〉

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  • 商品コード 9784102500323
  • Cコード C0122

感想・レビュー

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coolflat

5
1603年のスチュアート朝から第一次世界大戦終了後1936年ぐらいまでの英国史。絶対主義が終わる過程と本格的な議会政治が始まる過程、そして世界帝国となっていく英国の姿がこれらの時代から見えてくる。個人的には、いまいち理解できていなかった帝国主義時代以前から前期に至る、グラッドストン(1868年~1874年)→ディズレーリ(1874年~1880年)→グラッドストン(1880年~1885年)の流れが整理できたのが有益だった。因みに上巻と同様、各王ごとに政治・外交を追うスタイル。ハノーヴァー朝以後は各首相ごと。2015/11/17

がんぞ

1
アメリカ独立戦争に敗れたとき、内閣が議会に対してのみ責任を負う責任内閣制を採用した事がおそらく王制を救った。王は敗戦など失政の責任を負わなくなったから。印綬を帯びたピットは弱冠24歳であったが老練。産業革命を経て(「発明による改革という物は総じて最初失業と不景気をもたらす」)時代は貴族政から民主制に移って行く。宗教に無関心になった貴族議員と「囲い込み」などで窮乏した農民(気鋭の多くは新世界に逃れたが)の宗教心を満たすため“メソジスト”が生まれ多大の精神的影響を与えた。ナポレオン戦争のさなか奴隷制度の廃止等2012/10/26

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