出版社内容情報
山積する問題がジャック・ライアンをさらに追い詰める。大洪水、インフルエンザの蔓延、大統領のフェイク動画氾濫、宿敵上院議員による執拗な攻撃、カメルーン政府の米国大使館包囲事件――。核ミサイル強奪もまた、彼を陥れる罠なのか? 大統領を救うべく、〈ザ・キャンパス〉とジャック・ジュニアは、ロシアの工作員の手を借り巨大な陰謀に立ち向かう。
内容説明
山積する問題がジャック・ライアンをさらに追い詰めていた。大洪水が原因の衛生問題、インフルエンザの蔓延、大統領のフェイク動画氾濫、宿敵上院議員による執拗な攻撃、カメルーン政府の米国大使館包囲事件―。核ミサイル強奪もまた、彼を陥れる罠なのか?大統領を救うべく、“ザ・キャンパス”とジャック・ジュニアは、ロシア対外情報庁工作員の助けを借りて巨大な陰謀に立ち向かう。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
189
上下巻、900頁弱、完読しました。著者が交替して、ハニートラップやアクションが増加し、007に近い感じがしました。タイトルの割には大きな盛り上がりに欠けた気がしますが、定番の面白さでした。 アメリカ人は、大統領がドナルド・トランプやジョー・バイデンではなく、ジャック・ライアンだったら良かったと思っているんでしょうね(笑) シリーズは、まだまだ続きます。 https://www.shinchosha.co.jp/book/247276/2021/09/22
ジュール リブレ
59
「坂の上の雲」の旅順要塞攻略戦のような白兵戦を数か月も続けるような時代はもう無い。今の時代は、宇宙からも人の表情まで見えてしまい、携帯をつないだ瞬間に、世界のどこにいても見つかってしまう。たとえイランでもアフガンでも。そして世に知られない戦いも日々起きている。超タカ派の故トム・クランシーの意を汲むジャック・ライアンシリーズでは、America The First、世界の警察官たるアメリカ人がここにいる。2021/08/15
翔龍パパ
26
上下巻読了。『密約の核弾頭』というタイトルから、キューバ危機のような『核戦争危機一髪』的なドキドキする展開を想像していたが、アクションシーンは控えめで今一つ盛り上がりにも欠け、個人的にはやや消化不良ぎみ。ただ、現代社会に於いては核攻撃よりも人工衛星破壊による実害の方が現実的かもしれないとは思わせられた。世界情勢を基に執筆される本シリーズ。最近ではアフガニスタンから米軍が撤退しタリバン政権が発足。このあたりも作品のテーマになるかも…また、『ジャック・ライアン』シリーズではあるが、既に物語の中心は2021/09/23
コージ
4
ジャック・ライアン・シリーズが読めるのはありがたいが、正直マーク・グリーニーの方が断然面白かった。2023/06/28
おかつ
4
不完全燃焼だ。ストーリー展開、戦闘シーン、政治的駆け引き等、あらゆる面で物足りない。トム・クランシー&マーク・グリーニーの頃のジャックライアンシリーズの完成度は、もはや望めないのか…2022/05/31