出版社内容情報
ウクライナ侵攻の次は、西ヨーロッパ向け天然ガス・パイプラインの一方的な閉鎖。大ロシア帝国の魔手が蠢く。巨匠の遺作、完結。
ロンドンのリサーチ会社でロシアの不正な資金を追っていたジャック・ジュニアは、ある手がかりを求めてスコットランドに住む富豪に会いに行く。その富豪からジュニアは、当時何者かがKGBマネーを盗み、それをスイスの秘密口座に隠したことを知る。その莫大な預金に思いがけない人物が関与していた。そして30年前、父も同じ金の流れを追っていたが……。巨匠の遺作、ついに完結。
内容説明
ロンドンのリサーチ会社でロシアの不正な資金を追っていたジャック・ジュニアは、ある手がかりを求めてスコットランドに住む富豪に会いに行く。その富豪からジュニアは、当時何者かがKGBマネーを盗み、それをスイスの秘密口座に隠したことを知る。その莫大な預金に思いがけない人物が関与していた。そして30年前、父も同じ金の流れを追っていたが…。巨匠の遺作、ついに完結。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
87
トム・クランシーの最後の最後になってしまいました。レッド・オクトーバーから、中断はあったけれどすべて読んできたので残念です。話は父親と息子の事件が絡み合って、ということで最後は開戦にもならずトカゲのしっぽきりで終わってしまいます。ただ題名が何とかならなかったのかと思います。原題COMMAND AUTHORITY2015/08/27
ねりわさび
61
トムクランシーの遺作。30年前の過去と現在が交差しながらドラマが進行していく構成になっている。グリーニーによるペンは主役、脇役の心象描写の細やかさで著されている。タイトルは派手ですが実際は侵攻を描いており開戦と呼べるものではないと思いました。エスピオナージ小説として大変面白かったです。2020/11/18
Hitoshi Mita
49
トムクランシーの訃報を聞いた時には、もうジャックライアンシリーズも、もう読めなくなると思って、残念に思った事を覚えてる。初めてジャックライアンシリーズを読み始めたのがもう、だいぶ前のことだ。ワクワクしながら、どんどん読み進めて行った。もう、一晩で一気読みだった(笑)トムクランシーの描く世界は未来を予測している事が多く、その先見の明には驚かさせた。今作は遺作を予感させるような構成で、若きジャックライアンと、現在のジャックジュニアの時代が交差したお話。→2015/04/05
Panzer Leader
30
ついに読み終わってしまった。開戦というよりは小競り合い程の戦闘場面よりも、ライアン親子が絡んだ諜報活動に重きを置いた小説だった。もうこれでクランシーの作品が読めないと思うと一抹の寂しさを感じる。マーク・グリーニーが継承するこのシリーズ、切れの良いアクション大作になる事を願う。2016/03/05
siva
27
ライアンシリーズ、久々に読んだのが遺作となりました。レッド・オクトーバーを父の書棚から借りて読んだのはいつだったかなあ・・小説そのものの感想は別の方にお任せして。頭の中をハリソンフォードやらショーンコネリーやらクリスパインやらがぐるぐる回っております。(アフレック版は未鑑賞)コネリー老はライアンじゃないけど。クリスパインはどっちかというとジュニアだけど。感慨深いな。2015/06/19
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