内容説明
ボツワナでカトリック神父がテロリストに誘拐された。犯人の要求は、全てのキリスト教聖職者の国外退去。この事件を重く見たヴァチカンはオプ・センターに捜査を依頼する。フッド長官は誘拐の指揮者をヴードゥー教の教祖らしき人物と特定する。しかし、この教祖もまた別の黒幕に操られていた。やがてアメリカ、ヴァチカン、そして日本までもが、邪悪な陰謀の影に呑み込まれる事態に。
著者等紹介
クランシー,トム[クランシー,トム][Clancy,Tom]
1947年ボルティモア生れ。保険代理業を営む傍ら9年がかりで執筆した『レッド・オクトーバーを追え』で、’84年一躍ベストセラー作家になる。豊富で該博な知識と詳細なデータをもとに現代戦の実相を描き、ハイテク軍事スリラーの元祖となった
ピチェニック,スティーヴ[ピチェニック,スティーヴ][Pieczenik,Steve]
精神科医・作家。ハーバード大卒後、マサチューセッツ工科大で国際関係論の博士号を取得する
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年東京生れ。早稲田大学商学部卒業。商社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドナルド@灯れ松明の火
4
前作起爆国境後のオプセンタを描く。今回は政府の圧力でストライカーチームを使えないまま、フッドは、前作でインド山間部でストライカーチームを多数失ってしまったロジャースに敢えて作戦を任せる。2014/02/19
りすこ
1
ボツワナで布教に来ている神父を誘拐するところから話は始まり、アメリカの秘密諜報機関オプセンターへヴァチカンから話があり、巻き込まれていく。なんでアメリカが? キリスト教って布教をどこまでもしていくよね~そして文明を持ち込み、土着宗教を忘れさせていくのかも。。。日本がそうならなかったのは、鎖国して弾圧したからだよね!? どうして日本では根づかなかったのだろ~~?ちょっと調べてみよう。下巻へつづく。2017/06/30
dragon
1
臨場感があるストーリー展開。アメリカメリーランド州スプリングキャンプとボツワナのマナンの同時進行描写のため、読んでいると2つの場所を行ったり来たりする。トム・クランシーの価値観が出ている。2016/10/01
たまき
1
いろいろあって3週間もかかりました。宗教問題は、むつかしい。ヴードゥー教は、黒魔術という思い込みがありましたが、そうでもないようです。土着の宗教。キリスト教の功罪、いいと思い込み押し付ける、それが騒ぎの発端でしょうか。それとマリアとダレル、どうなるのでしょうか。2013/10/24
-
- 和書
- 西東詩集 - 翻訳と注釈