内容説明
悪名高き英国人テロリスト、通称ハープナーがカスピ海のイラン石油掘削施設を爆破した。イラン政府はこれをロシアとアゼルバイジャンが共謀した工作と断定し、カスピ海に軍隊を派遣する。折りしも、オプ・センターのフッド長官は米国高官とイランの接触を察知していた。さらにホワイトハウス内部では恐ろしい背反が判明。邪悪な国家転覆計画を阻止できるか。好評シリーズ最新作。
著者等紹介
クランシー,トム[クランシー,トム][Clancy,Tom]
1947年ボルティモア生れ。保険代理業を営む傍ら9年がかりで執筆した『レッド・オクトーバーを追え』で、’84年一躍ベストセラー作家になる。豊富で該博な知識と詳細なデータをもとに現代戦の実相を描き、ハイテク軍事スリラーの元祖となった
ピチェニック,スティーヴ[ピチェニック,スティーヴ][Pieczenik,Steve]
精神科医・作家。ハーバード大卒後、マサチューセッツ工科大で国際関係論の博士号を取得する
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年東京生れ。早稲田大学商学部卒業。商社勤務を経て翻訳家に
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
RED FOX
11
「彼らの革命というように、三人称でいう時のみ非合法なのだ」敵国がやったのか?敵国がやったようにみせかけたのか?カスピ海とホワイトハウスのやりとりがスリリング。面白かった。2024/04/23
かんとり
6
ポールフッドのオプセンターシリーズ、未読の一冊を発見。 タイトル程に派手な展開は少ないが、ホワイトハウスの中枢部で謎の動き。 反逆者ではない捻じ曲がった愛国者の陰謀がうごめき、大統領を蝕んで行くが、 現場の要員とそれを束ねるオプセンター長官のコーディネートがハラドキで、 けっこう楽しめる一冊でしたな。2019/04/12
luka
4
アメリカで有名なトム・クランシ―の人気シリーズ「オプ・センター」シリーズの一冊。過激派テロリストが、イランの石油採掘所を爆破し、表向きはロシアとアゼルバイジャンの工作と思われていたことの真相を、アメリカの特殊任務を担う組織「オプ・センター」が暴くというアクションサスペンス。アメリカ現代文学を読む機会はなかなかないが、非常に歯切れのいい文体で描かれており、作品のスリリングさを増長させるのに一役買っている。国際情勢に対する作家の思想や知識も反映されており、作品のプロット以上に厚みのある作品だった。2016/06/21
Toshihiro Fukutoku
1
設定は面白いが、肝心なところが、あっさりと正義の味方の勝利になってしまい、物足りない。2015/05/20
TEDDY曹長
1
大統領の心の揺れ動きと、その裏でうごめく陰謀との 戦い。最後に家族愛がそれを上回って事態の収拾が 可能となるのは、少しホッとする展開。 相変わらずのクランシー作品だと思います2012/09/02




