新潮文庫
虜にされた夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102425138
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

休暇を取った女性TVレポーター、ティール・マコイ。だが、カー・ラジオで大富豪令嬢誘拐の一報を耳にし、急遽予定を変更して取材に乗り出す。途中、コンビニに立ち寄った彼女は、突如として銃口を向けられる。その男は令嬢の恋人―誘拐ではなく真相は駆け落ちだった。予期せぬ大スクープの好機。人質となったティールは二人の動機を知り、彼らを守るべく奮闘を開始した…。

著者等紹介

ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ][Brown,Sandra]
アメリカ生れ。モデル、女優、OL、TVパーソナリティなどを務めた後、1990年に『私でない私』で人気作家の仲間入りを果たす。年間3作以上のペースでベストセラーを発表し、世界30カ国以上で5000万部を超えるセールス

法村里絵[ノリムラリエ]
1957年、東京生れ。女子美術短期大学卒。主な訳書に『冷えきった週末』『ペイ・フォワード』『美人姉妹は名探偵』など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

113
駆け落ちして陣痛が来た高校生カップルの立て篭もりに巻き込まれた仕事中毒のテレビリポーター(著者の元本職)。短縮を要請されると設定を簡略化せざるを得ない。強引に持ち込んだのは『ロミオとジュリエット』構図で、一晩で人物各々の思惑を交錯させる戯曲性の強い作品。ツッコミ所満載なのに次第に読者を虜にするマジックには腰の据わった老夫婦という挑戦的造形が一役買っている。主要テーマは逃避的な生き方の代償と超克で、隠し球を投入するタイミング・捻りやコメディとの往還は安定。サスペンスやロマンスが希薄でも持ち味はよく出ている。2023/06/06

菫子

9
本は薄いのに内容が濃かった!スティーヴン・キングで似たのを読んだ気がするが、こちらは二転三転し良い男が出てきて娯楽要素強い。強盗犯の人質になって閉じ込められているうちに犯人の少女が産気づいて『産まれる~』となって、人質の1人の男が「おれが手伝おう」と言い出すのだけど。その男は「牧場主」だというので、馬の出産の知識で対応するつもりか!?さすがロマンス小説!と思ったらそういう話じゃなかった笑 私は心が穢れているので、タイトルからは、監禁されて縛られてストックホルム症候群からのロマンスというのを想像したが違った2023/10/01

sosking

8
サンドラ初読み。市の図書館に数冊あったので、手始めに読み易いものと思って選びました。ほとんど、映画の様な話の展開でした。まぁ、休暇中のニュースキャスターにこれほどまでの幸運な出来事が舞い降りるのは、どうかと思いますが、それよりも最後のラブロマンスは、まさに映画でしょと一人突っ込んでしまいました。2019/08/31

もりの

7
翻訳の感じが好きじゃなかった。ぱらぱら。2017/09/07

こえん

3
人質に取った方と取られた方、そしてその状況を囲む人間達のやりとりや心理の移り変わりが良かった。あとがきにもあったとおり薄さを感じさせない内容だった。2009/01/22

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