内容説明
スター女優のキャット・ディレーニーは、心臓移植手術を受け、成功。だが彼女は華やかな世界には戻らず、地方局で恵まれない子供に養子縁組の道を開く番組を始めた。恋人もできて、順風満帆に見えた新生活だったが、彼女と同じ日に移植手術を受けた者たちは次々に不慮の事故で死亡していった…。全米ベストセラー作家が『私でない私』に次いで世に問う、濃密なラブ・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
129
心臓移植を受けた女優が養子縁組の番組を始めるが、同日の被移植者が次々と不審な死を遂げる。冒頭から人物名が伏せられた視点が4枚も並列される予測のつきにくい構造を持つサイコサスペンス。臓器移植にまつわるオカルト要素をダイレクトに攻めるか逆手に取るかで目眩く反転させるのが巧いので尚更。また、ヒロインとヒーローの転身は今作も著者の影が色濃く、社会問題に対してロマンスは勢い重視に見える、テーマ的に落とし込むのが難しそう。ヒーローも漏れなくサイコ枠なので他の代表作に比べて好き嫌い分かれそうだが、全盛期に相応しい水準。2024/07/05
TAKI
3
会社の方に借りた本です。元女優のキャットは心臓移植をし、世間にそれを発表しもっと理解をしてもらおうと広告塔になります。そして自分の生い立ちから救われない子供たちのために里親探しの番組を企画・製作します。そんな時にキャットと同じ心臓移植をした患者が3人、殺される事件が起きます。そしてキャットにも脅迫めいた新聞記事が無名で届きます…。一緒に脅迫してきた犯人を捜す相棒としてアレックスという元警官が登場します。アレックスとのセクシーな関係もあり、犯人探しは二転、三転する内容で後半に進むにつれて引き込まれました。2012/04/21
カサブランカ
2
22009/12/23
けいちか
1
初サンドラ・ブラウン。2006/08/12
こえん
1
これまたサスペンス小説としてなら…という感じ。これはヒーローがアウトだった。人間の弱さがたっぷり描かれてるところは○2009/01/15
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