内容説明
私はゾラ、もうすぐ30歳。今度こそ一生続く恋がしたい。そして本気で歌の勉強をするつもり。ところがある日、フランクリンに出会ってしまった。彼こそ私が求めていた人。でも…。生活環境も、職業もまったく違うふたりが、出会った瞬間恋に落ちてしまった。人はどこまで人を愛することができるのか、愛する人のために何ができるのか―女と男のホンネで描いた新しい恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みも
3
端々にアメリカ社会の病巣人種差別を入れ込みつつ、ハイテンポの会話をリズミカルに絡め、自己嫌悪や自己激励しながら愛し合うニューヨークに住む黒人男女の出会いから結婚、出産、別居に至る心模様。恋愛に関しては古今東西いずこも同じといったところかな。タッチは小気味よくて軽快なんだが、いかんせん長すぎる。この内容なら200ページがいいとこ。途中で飽きてしまった。後味も決して良くない。作者的には二人のやり直しを示唆してハッピーエンドを印象付けたいのだろうが、フランクリンの馬鹿さ加減は直らないよ。女性向きの作品です。2016/03/09
eridesu
0
☆2012/09/30