新潮文庫<br> 探偵はパリへ還る

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新潮文庫
探偵はパリへ還る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102410813
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

第二次大戦下のドイツ。捕虜として収容所の病院で働く探偵ビュルマは、瀕死の男に謎の言葉を告げられる。「エレーヌに伝えてくれ、駅前通り120番地」。釈放後パリへ戻るなり、再会した探偵助手が何者かの凶弾に倒れ、彼もまた同じ住所を言い残す――。死に際の台詞、暗号解読、稀代の大泥棒、一同集めての推理披露と、ミステリー要素満載。フランスのハードボイルド小説はここから始まった!


【目次】

内容説明

第二次大戦下のドイツ。捕虜として収容所の病院で働く探偵ビュルマは、瀕死の男に謎の言葉を告げられる。「エレーヌに伝えてくれ、駅前通り120番地」。釈放後パリへ戻るなり、再会した探偵助手が何者かの凶弾に倒れ、彼もまた同じ住所を言い残す―。死に際の台詞、暗号解読、稀代の大泥棒、一同集めての推理披露と、ミステリー要素満載。フランスのハードボイルド小説はここから始まった!

著者等紹介

マレ,レオ[マレ,レオ] [Malet,L´eo]
1909‐1996。南仏モンペリエ生れ。戦時中に国家反逆罪で収監されドイツの収容所に送られる。フランス帰還後、ハードボイルド小説を書き始めた。1943年発表の『探偵はパリへ還る』が人気を博し、私立探偵ネストール・ビュルマものとしてシリーズ化。数多くの映画、テレビ、バンド・デシネ、戯曲化された。’48年、Le Cinqui`eme Proc´ed´eでフランス推理小説大賞を受賞。シリーズは’84年にポール・フェヴァル大衆文学賞を受賞

田中裕子[タナカユウコ]
フランス語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しゃお

34
探偵ビュルマは捕虜して働くドイツの捕虜収容所にて、同じ捕虜で記憶喪失の男の死に際に謎の言葉を聞かされる。そして釈放されてパリへと戻る途中にかつての探偵助手と再会するも、探偵助手は何者かに銃で撃たれ、彼もまた死に際に記憶喪失の男が放った言葉と同じ言葉を残す。ビュルマは二人の男が遺した言葉の謎、そして助手を殺した犯人を追い求める。強引に思える捜査や偶然が過ぎるなどのツッコミどころはあるものの、ちゃんとした謎解き、関係者を集めての「犯人はこの中にいる」もあって楽しい。ちょうどクリスマス時期に読めたのも良かった。2025/12/21

スイ

19
ハードボイルドー!と思って読んでいたのだけど、途中から結構ソフトになったような。 私があまりハードボイルド作品に馴染みがないだけで、こういう感じなのだろうか。 表現(特に女性に関して)に時代を感じるところもしばしばだったが、二転三転の展開が面白かった。2026/05/07

bapaksejahtera

16
1943年作品ドイツ占領期フランスが舞台。独占領地域の収容所から解放され、ヴィシー政権下のリヨンに送還された探偵ビュルマ。リヨンに到着した駅で嘗ての相棒を見つけるが、抱擁を交わした途端、相棒は銃撃され死ぬ。収容所の生活とリヨンでの活動叙述は軽快で判り易いが、後半占領地であるパリに戻ってからやや判りにくくなる。勿論ドイツ直接支配地域と傀儡政権地域に分かれたフランス社会の知識不足もあるが、主人公の推理根拠が、匂いや予め提示されない細目に基づくのが独りよがりなのだ。最後に関係者集めた犯人披露は好きになれぬ典型。2026/07/17

しゅー

14
★★★フランスでは古くから人気のあるシリーズとのこと。ハードボイルドっぽい体裁だけど、中身は古き良き謎解き小説って感じだ。最後に探偵が関係者を集める場面も用意されている。あまり気にとめていなかった細部が真相につながっていく。。。のだが、読み返してみると描写されていなかった要素もちらほらと。いまの基準だとアンフェアだと言われそうだが、まあ目くじらは立てまい。また舞台が大戦中のフランス(黒歴史)なので、当時の状況や世相がよく分からず、でもその分からなさが良いスパイスになっていた。他にも翻訳出たら読んでみたい。2026/05/28

holyberg

14
面白くてまた夜更かしをしてしまった。新潮文庫が発掘シリーズとして出しているものらしいです。1942年の小説で本邦初訳という。携帯もスマホも当然出てきません。電報や気送管(本ではこの言葉でなかったかも)ですから。そして本も読む前にナイフで紙を切らなければならない時代(そういうことを知らない人もそろそろ多いのでは。ちなみに私もそういう本を持ったことはないですが)。でも全然色褪せないというか、わくわく読み進められる面白さ。解説にありましたが作者は言葉遊びにエンターテイメント性を求めると。翻訳だと難しそうですね。2026/03/07

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